小説新潮の特別盤。
数年前に買ったものですが、久しぶりに読んでいます。
谷川俊太郎、江國香織、山田風太郎、中島らも、江戸川乱歩
野坂昭如、太宰治、団鬼六、永井荷風etc
杉本彩と団鬼六の対談付きです。
本屋で見かけて速攻で買ったのを覚えています。


以前読み飛ばしていた、中島らもの「春歌秋冬」がとっても
面白かったです。咄家と芸者のお話。
春歌合戦をします♪
三味線かかえて春歌合戦が、とってもとっても面白いです。
下ねたでも粋さが見えてきます。心地よさ♪

粋な男になりたい、なりたいと思いつつ、未だ野暮なことや
野暮な発言を多々してしまいます。

周りへの配慮と、時に上手に下ねたも使う、しかし品は落とさない。
これが粋な男かな~と今は感じています。

吉行さんが残した私の好きな名言「モモ膝三年、尻八年」

心の中で眠っていたものがこの夏になってムズムズと動き出しております。

さて、中島らもの最後のシーンは、春歌ではなく、とっても素直な心の歌で
締めくくられます。
春歌や芸者の三味線を知らなくても、心にぐっと来る歌。
敢えてここでは書きません。
ああいう歌をぱっと歌えるようになりたいと強く思う。