最近『おもてなし』という言葉が流行っていますね♪




私のメインの仕事は、現在いけばな。
数年前からお茶のお稽古にも通っています。
いけばなをどう捉えるか?というのは、
年を重ねるごとにいろいろ変わってきます。
これからも自分なりの答えは
ドンドン変わって行くかなと思っています。

仕事なのでお金を頂いていますが、やはり贅沢な物だなと感じます。
服のように着ることもできないし、食べてお腹を膨らますことも、
もちろん住むこともできません。そして、書画のように保存する
こともできない。
生花(なまばな)だと痛んでしまいますしね。
しかし、決して残らなく、生活にある意味無くても困らない分、
最も贅沢な物の一つと感じます。
『無くても困らない』ものだけに、お客様を『おもてなし』する
際に効果は絶大になるかなとも。そして、何と言っても癒しの効果です♪
いろいろな生け花を通して、『おもてなし』のお手伝いをできたらと思っています♪


注1、以前ゴールデンウイークに行った三渓園にあるお茶室。重要文化財です

さて今回の主題は、実は生け花の方ではなく、茶道。
茶道は、『おもてなし』のためにあるものと私は捉えています。

茶道の基本は、お茶事になります。
分かりやすく言えば、お茶をメインで楽しむイベントです^^
メインのお茶のために、懐石料理を食べたり、お酒を飲んだり、
キセル(たばこ)楽しんだり、お香、花、書画、そしてお茶室など
を味わいます。



注2:三渓園のお茶室その2。
葵をモチーフにした襖(ふすま)。取手の所も葵の形になっています。
仕事というか趣向がとっても素敵です^^


お茶室は基本的にお茶を飲むためだけの空間で、余分なものは
一切置きません。必要な床柱、天井、床、壁などは、趣向が凝らされて
おり、目に入らざる得ないすべてのものを楽しむことができる
作りになっています。

目に入る物は、必要なものしかなく、掃除が行き届いたお茶室というのは、
最高の心地よさを感じる空間です。
気持ちよく、落ち着き、心が洗われます。


最近掃除ができるようになってきた私ですが、
自分の部屋でも掃除の後、空気が変わるのを感じる事ができます。
余分なもの必要でないものを整理するように心がけています。

余分なもの、そこにある必要がないものって無意識のレベルでストレス
になる気がします。慣れちゃうと、気にならないんですけど、無意識では
地味にストレスポイントを1ポイント、2ポイントと稼いでいるように
思うんですよね。

掃除と必要なもののみの空間は最高の居心地の良さを感じられると思います♪
これは、お茶を通して学んだことの一つ。
難しいですが、徐々に徐々に♪