根津にある手ぬぐい屋さんです♪

創業は明治二十八年(1895年)。
とっても古い老舗でございます。
谷根千は、震災で焼け残った地域の一つで比較的古い建物が残っています。
三軒長屋や四軒長屋もちらほら見かけます。

丁子屋さんは昔ながらの雰囲気をしっかり残しているお店で、
天気のいい日曜の昼などは、丁子屋さんの外観を写生しているグループや
写真撮影しているグループにも出くわしたりします。

谷中に来てから手ぬぐいを使い始めました。
この仕事で和服を着るようになってから
更に手ぬぐいを使うように♪

やっぱ、ハンカチよりも手ぬぐいの方が和服には合いますからね♪
そして手ぬぐいは使ってみると清潔で便利です。

友人が谷根千に遊びに来てくれて、ちょっと
足をのばせる時は、大体立ち寄るお店です。
鮮やかな手ぬぐいも置いてあるので、女性の方が
とても喜んで下さいます。

久しぶりに私も手ぬぐいを購入♪
お店には、季節の紫陽花とこれからの朝顔の柄のものが多かったです^^


私はついつい緑色、うぐいす色と言った方がいいかな?!の手ぬぐいを
選んでしまいます。持っている手ぬぐいのほとんどがこの色ですw

今回も結局この色にw
丁子屋さんの亭主に何気に
裕心:「ついつい同じ色選んじゃうんですよね~」と話すと
亭主:「好きじゃない色は見てませんからね」と

見てない?!!?さっき全部見てるはずだぞ?!?!?!
頭が謎モードに入ったところで、亭主はこれを察して

亭主:「お客様の場合は、えっと(エンジ系色の手ぬぐいを指して)これ
なんかは、見てないでしょ?」
裕心:「うわ!!!本当だ。全部一通り見ていたはずなのに・・・・(汗)
    (こんな柄あったんだ初めて見るよw)」
亭主:「目では追っているんですけどね~。自分の好きじゃない色っていうのは
目に入らないものなんですよ。目で追っていて目線は通っていても目に入らない」

納得!!!ものすごく納得(笑)これは、まさに目からウロコでした。
恐らく他のものもこんな感じだろうな~~~と想像。
そして、いくつかの心当たりもちらほら、ちらほらりw
手ぬぐいを通してとても大事なことを学んだ裕心でした♪


ちなみにこの日購入した手ぬぐいはこちら^^




一番上 茄子(なす)の柄
真ん中 吉原繋ぎ
最後  四季の手ぬぐい 絵もの(題名は秘密♪)


茄子柄:初夢の「一富士二鷹三なすび」の茄子は「成す」「為す」にかけて、
「何事も成功させる」「成し遂げる」の意味から珍重されています。

知らなかったw
茄子は縁起ものとは知っていましたが「成す」「為す」だったとは。
知れた喜びとその記念を祝して、購入しました^^

吉原繋ぎ:昔ながらの柄だそうです。
丁子屋さんの亭主曰くジャノメやこの柄など、
若い人に「ヴィトンに似てる~~~おじさんヴィトンの真似?」
と言われちゃうそうです。
しかし実は逆でヴィトンが日本の昔ながらの柄も研究している
とのことです。
吉原つながりで、弁財天さまとのご縁に因んで購入♪


丁子屋さんでは、柄もの以外にも絵ものがあります。
手ぬぐいが一枚の絵になっているんです。
絵物は、柄ものと比べると倍近い値段がするのですが、
どれもとっても綺麗です^^
額縁に入れて飾っても素敵です^^

実は、私のデザインした浴衣を着る際に持っておきたい
絵物の手ぬぐいを探していたんです♪
何げなく、手ぬぐいをざっくりぱっと開いた時に、
とっても粋じゃございませんか♪
(「湖風斎よ、手ぬぐいをざっくりぱっと開く時なんてあるのかい?」
という突っ込みは無しでw)

丁度いいものが見つかったので購入♪
竹ノ輪イベント「みんかぶ」(みんなで歌舞伎を見に行こう♪)
でデビューの予定です。
デビュー後に柄と題名は公開させて頂きます♪