1.「猫犬」
僕は漫画を描いている
学校の課題のようで、みんなが描いている
僕の描いている漫画は見開きの色付きで
大事そうに別紙にくるまれている
上手に描けた、色もきれいだ
僕は一足先に描きあげて1人の女性に見せる
きっとびっくりするに違いない
ところが驚かない
人を驚かすほどではない
下手なのかもしれない
高校の時の先生が来た
おはようという挨拶を忘れた互いに気にしてチラチラ見ている
授業開始まで少し時間があるのでトイレに行く
そこで屋上を歩く猫犬を見つける
屋上では白衣をきた研究者たちが騒いでいる
両手両足に一体ずつの猫が生えた猫犬が
病院かデパートの上を屋上を歩いてる
ヨタヨタと歩く
犬本体も脚になった猫も目がないようだ
可愛いと彼をだき上げた派手な化粧のギャル
驚いて猫犬を投げ捨てようとすると猫犬の口から白い粘液上の
モノが吹き出されるギャルの顔に吹きかけられる
「バケモノ!」と罵倒している
匂いもある。何かの感染症に罹患しそうだ
猫犬はさらに屋上を歩きまわる
僕は教室に戻ると教室は大きな喫茶店かバーのようになっていて
暴れ者の同級生に猫犬のことを告げると
他の同級生が動揺しないように冷静に対応して欲しい
と言って、彼を猫犬のところまで案内する
彼が感染しなければ大丈夫だし
彼ならば猫犬を捕獲できるかもしれない

2.「展示会」
デパートで行われる家電メーカーの記者会見に参加する
猫犬のことはどうなったのかわからない
狭い部屋で行われている記者会見
記者たちがたくさんいて、妻と一緒に入る
するとどのような製品が発表されているのか
専門家ではないと理解できない
というか部屋の中には製品の展示がない
会見場の裏にあるらしい
僕だけ再度会見場を出て再び入り直して
展示物を見ようとする
かつての大手家電メーカーの冷蔵庫や洗濯機のカタログが置いてあるだけで
しかもそのカタログたちにはボカシが入っていてよく見えない
つまらない、帰ろう
会見場の妻のところに行って
一生懸命に何かをメモする妻の肩を叩いて
「いくぞ!」と言うが反応が鈍く
何故か名残惜しそうに立って僕についてくる