四谷荒木町にある「私の隠れ家」の店内でイラストレーターの鳥飼さんの個展が開催中なのを知り、千葉から総武線に乗って行ってきました。

案内を見ると四谷三丁目から近いようです。仕事で四ッ谷駅から新宿駅まで歩いたことがあるので、四谷から歩いても大したことないだろう思ってダラダラと歩いて行きました。それでもちょうど昼時で、堅気の会社員さんたちが大挙して方々の食堂やら喫茶店やらに行こうとしている最中で、久しぶりに堅気な街を歩く僕には、彼らを避けながら歩くのが難儀という、ちょいと辛い状況でした。

でも、久々に都内の中心地に出かけましたね。四谷の街は僕にとって違和感がありましたが、荒木町周辺は時間が止まったみたいなところで人懐こい不思議な感じでした。本物の隠れ家のような喫茶店は、急階段を上がったところにあって狭い探偵事務所のような感じでしたw ジャズが流れて鳥飼さんの絵が飾ってある店内は不思議な空間でした。

手持ちは3000円しかありません。帰りの交通費も翌日の飲食費も確保しておかなくてはならないので、はじめはコーヒーだけのつもりでしたが、ちょうどランチ時でしたからそういうわけにもいかず、泣く泣く1000円のランチセットを注文せざるを得ませんでした。

四畳半っぽい(そんなには狭くない)面積の中にカウンター席4つ?テーブル3つほどの少人数タイプの喫茶店です。

料理は「野菜中心というか野菜だらけ」のもので、たくさん料理がある割にはいずれも同じ料理かと思うほどに同じような味でしたが、薄味なこの野菜料理は身体によいものなのでしょうね。たまにはこういう料理もいいのではないか?と思いながら食後の紅茶を啜って都会の奇妙なる空間を満喫させていただきました。