数年ぶりに弾丸日帰りで東京に行った話。 | ユゥズコアblog「piggyholic」

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ユゥズコアの不定期ブログ。ゆるっと書きます。

 今年の気持ち、今年のうちに。

 てな訳で書きます。

 

 コロナ禍から早数年。あの頃と違って県外への往来も難しくなくなり、ある程度日常がコロナ禍以前に戻ってきていると個人的には思います。

 が、自分の環境が変わったのもあり中々東京含め県外に行こうと腰を上げる気になりませんでした。

 規制が緩やかになった年から大好きなバンドが新潟に毎年来てくれているのに、この数年自分は東京のワンマンやファイナルに行けていないなぁ……とどこかで思っていました。

 

 そんな中、Twitter(X)で15周年企画ファイナルの告知。東京でのワンマンライブ。

 

「15周年だし、お祝いしたいけど当然東京だよなぁ……今回も厳しいかな」

 

 そう思ってせめてネットでお祝いの言葉や次にお会い出来た時にお祝いを伝えようと思った矢先、ワンマンライブの詳細が発表。

 

『初の豚乙女オリジナル楽曲オンリーライブ』

 

 マジか。

 

 マジですか。

 

 この発表を機に「どうにか行く事は出来ないか」に気持ちが切り替わりました。

 

 ファンの方には心底申し訳ないですが東方は好きだけど未だに原作とキャラを全て網羅出来ていない事に加え、豚乙女と出会ったキッカケが店頭で流れていた曲がカッコよかったので店員さんにお聞きして当時流れていた『縁』を買ったのがキッカケだったため、バンド畑の自分は「あ!良いバンド見つけた!」的な感覚の出会いでした。

 

 なので、自分の中ではまた一つ素敵なインディーズバンドと出会えたぞ!的な感覚だったため、最初は東方の曲をやるバンドという事すら知りませんでした。豚乙女の曲にハマりそれ以前のCDを買い集め聴いているうちに、

 

「あぁ、これはこの原曲のアレンジなんだ」

 

とか、

 

「あぁ、これはこのキャラクターのイメージ曲なんだ」

 

 的な感じで豚乙女の曲を聴く段階で東方を履修していく形でした。

 当時の自分なんて最初、ニコニコで流行っていたレイマリやえーりん、チルノくらいしか知らなかったし。そんな自分が東方サークルを知るきっかけは当時のバイト先の先輩と出会って先輩が好きな岸田教団やクークリ、石鹸屋とかを聴かせてくれたのが始まり。今でもこの先輩には感謝してます。

 

 話を戻すと、好きになったきっかけがそんな感じなのでどれを聴いても豚乙女の曲はオリジナルの感覚で聴いていました。この曲には元となった原曲があるんだな程度の感覚。

 

 そんな感じでハマっていく内に、プレミア的な価格で取扱いされている音源を除き全てのCDを購入して聴いていくうちに豚乙女が初のオリジナル曲アルバムをリリースするというお知らせ。

 

「マジか!買うしかない!」

 

 そう思い即通販で申し込み。初のオリジナルアルバム『ボウリング』を聴いて更に豚乙女にハマった記憶。原曲ナシの一から作ったオリジナル曲もこんなカッコいいんだ!って思いました。

 それからは東方アルバムは勿論、オリジナルアルバムのリリースのお知らせが毎回楽しみになりました。リリースのペースが凄くて今も毎年ありがたいと思っております。

 

 とはいえ、自分の場合は特殊で大半の方が東方サークルとして豚乙女を知った訳で、実際のライブでもキラーチューンやアンセム曲と言われる曲の中の大半は東方曲。そんな中でそれらを全て封印した形でのオリジナルオンリーのワンマンライブ。

 

 そんなん、観たいに決まってる。

 

 結果、行けるかどうかはギリギリまで悩む事にしてチケットだけ抑える事に。スケジュールや予算を考え、最悪行けなくても売り上げになるし!の精神。

 

 ワンマンが近付くにつれ、年末プラス週末という事もあり新幹線も予約せねばとこちらも四苦八苦して予約。こっちは最悪直前でキャンセルも出来ると思い予約。(結果これが大正解)

 

 てな訳で日付が迫り、どうするかまだ悩んでました。

 

 地方在住ゆえに、過去に何度もライブやワンマンの途中退場を経験している自分。

 イベントやライブのアンコール間際やラストの曲が流れる中、後ろ髪を引かれる思いで泣く泣く最終に間に合う形で離脱、という事も一度や二度じゃない。

 

 地元のライブなら近場の宿を抑えたり、最悪ノンアルなら帰宅も可能だけど今回は東京のためそうもいかない。万が一、と思って近辺の宿を探すものの価格見て絶望。今東京の宿ってこんなに高いの……?って思った。

 

 五年ぶりくらいの東京だけど、ライブ以外を見て回る余裕はない。しかも今回は初めて向かうライブハウス。

 無事初めてのハコに辿り着いても、最終の時間を逆算したら今回も途中退場になるかもしれない。てか多分そうなる。何より仕事が終わるか。

 

 そんな感じで行けるための手筈は整えつつも悩む日々でしたが、仕事が無事に片付き、PCからシャッフルで音楽を流していたら流れたのは豚乙女の『夢桜』。

 

『騒げ騒げよ夢見る人 嫌な事は全部忘れ

この時を忘れぬ様に 刻むかのごとく 騒げ夢桜』

 

 あ、行こう。もうぐだぐだ考えんのヤメ。

 

 曲を聴き終えた瞬間そう思いました。何うだうだ悩んでたんだろ自分。チケットも切符も確保して悩んでるのが馬鹿みたいじゃん。

 数年ぶりの東京かつぼっち参戦、初めてのハコまでのアクセスや帰りの乗り換え含めた時間の逆算、結果最後まで観れずに途中退場の可能性大。

 

 それら全部ひっくるめても『行きたい、観たい』の気持ちが全部上回りました。

 

 かくして、日帰りかつ弾丸特攻のスケジュールにて数年ぶりの東京に向かう事となりました。

 肝心なライブの話は無駄に長くなったのでまた年を挟んで改めて。

 

 年に数回しか更新しない過疎ブログにお越しいただきありがとうございます。

 来年もゆるゆる更新ですがよろしくお願いいたします。