豚乙女『デリケート』ツアー in 新潟 その2 | ユゥズコアblog「piggyholic」

ユゥズコアblog「piggyholic」

ユゥズコアの不定期ブログ。ゆるっと書きます。

 結局肝心のライブの前までの話で一本書いてしまうという有様。まぁ、誰に見られても構わないし、そもそも誰にも見られない体で書いているから構わないのだけれども。

 

 Twitterだとフォロワーの方の意にそぐわない内容だったり興味がない方にも下手すりゃ延々と連投した内容を垂れ流してしまうからね。存分に好きを語らせてもらう場としてこちらのブログを使いたいなと。

 

 

 話は戻っていよいよオープンの時間に。列形成が始まるとどこのライブハウスでも同じように整理番号の早い順からスタッフさんに促されて整列が始まる。

 

 ここで前回の記事で触れた通り、自分の番号の前後を見渡せば前も後ろも見知った面々。思わず皆で爆笑したし、何なら写真まで撮ったよね。

 

『……え!?ここ新潟だよね?東京じゃないよね!?』

 

 冗談じゃなくて本当にそう思った。だって前を見ても後ろを見ても友達や東京のワンマンに観に行った時に見かける顔ぶれの方々ばっかりだったから。多分早い番号の並びの人達を一人一人見たら知ってる人の方が絶対多いんだもの。

 

 この時点でもう、『あぁ、帰ってきたんだな』って感じの感覚が湧き上がってきてライブが始まる前にもう嬉しくなった。

 

 新潟の前の大阪公演に行かれた方や、相互フォロワーの方のやり取りで、まだ豚乙女のライブでは声出しやコール&レスポンスはNGとも聞いていたし、それが返ってくる日までライブ参加を控えている親友もいるのでどうなる事かと思っていたが、そんな不安が払拭された瞬間だった。

 

 大丈夫。四年振りの豚ライブだし、その時とは違う形でのライブだけれども、絶対楽しい。それを改めて確信した。

 

 自分に感謝される謂れは全くないだろうけれど、新潟まで参戦された県外勢のpiggyの方々に一方的な感謝の念を抱いた。そうこうしているうちに、いよいよ会場への入場が始まった。

 

『新潟CLUB RIVERST』さんの素晴らしいところの一つが、このご時世でドリンクチャージがソフトドリンクの価格が300円、アルコールを希望する場合は入場時受け取るドリンクチケットに追加で200円現金で支払いアルコールが頼めるところだ。

 

 コロナ禍以前よりドリチケは500円、あるいは600円が当たり前の中、今もこのような形にしてくれているライブハウスは少ない。今でこそ一、二杯に留めているけれど若い頃はバンドの転換の度に飲んでいたような世代の自分にはとてもありがたいと思った。

 

 そんな事を思いつつ、ドリチケとフライヤーを受け取りフロアーに向かった。その時に一緒に受け取ったフライヤーを折り畳んでポーチにしまう際に目に入った一行。

 

『帰ってこい。素晴らしき日常。』

 

 という一行が凄く頭に残った。

(帰宅後、何気なく受け取ったけれど四月に豚乙女が参加するイベントだと気付きました)

 

 そうしてリバーストのフロアに入場。ありがたい事に自分は一桁台の整理番号だった為、早足で念願の四年振りのライブをベースのコンプさん側の最善の柵をキープ。

 

『数年ぶりの生ライブ!殺されようと圧縮があろうと、自分はここから動かんぞ!』という気持ちで鎮座。観れるだけで嬉しいのは勿論なのだけれど、可能であれば出来る限り近くで観たかったのが正直なところだったので。厄介だ。

 

 その後は最前が見知った方々で埋まっていく中、着々とフロアーがお客さんで埋まっていった。いよいよライブが始まるんだという気持ちに四年振りの感情にわくわくしていた。

 

 ただ、ここで一つだけ気になってしまった事があった。

 

 ステージとフロアーの間にはプロジェクタースクリーンが降りていたのだが、斜め側の位置からはステージの光景が見れる形になっていた。当然、機材や楽器、小道具が既にセッティングされている訳である。

 

 それが見えるだけでテンションは高まり、ステージの壁にはバックドロップ幕が掲げられている。新しい豚乙女のロゴがでかでかと映ったバックドロップ幕。その光景が凄く楽しみだなと思っていた時、自分の左斜め後ろからスマホのカメラのシャッター音が何度か聞こえた。終わってからならまた違ったんだけれどね。

 

 面倒くさいと我ながら思うが、躊躇いなく鳴ったスマホのシャッター音に少しだけ水を刺された気持ちになった。

 

『メンバーがいる訳じゃないし、スタート前だから良いじゃん』

『SNSにアップする訳じゃないし、記念だから良いじゃん』

 

 そう思うのだが、自分が『この光景、撮りたいな……でも確認した訳じゃないし我慢しなきゃ』と思っていた矢先に背後からのシャッター音が気になってしまった。器の小さい人間ですみません。

 

 そんな事が気になりつつも、自身もスマホを取り出し、時間を確認する。17時30分まで後わずか。自分にとっては『ホワイト』以来のワンマン、有観客ライブがあと少しで始まる。

 

 

(……肝心のライブまでここまで引っ張るはめになるとは自分でも思わなかったです。ごめんなさい。思い出しながら書いているチラシの裏的な備忘録なので目に触れた方は広い心でご容赦ください)