君、以外。 2 | ★妄想変態恋愛小説★

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「なんだ、平助か。平助じゃ役に立たないしな…」



一旦顔を上げ、また机へ突っぱねた。


「んだよ、それ!!俺にだって役に立つんだぞ!?言ってみろよ!!」



机をバンッと叩き大声を出す平助に鼓膜が破れそうになる。



「うっさいなぁ…。もっと静かに喋れないわけ?」



軽く平助を睨み付けた。



「お前が俺をバカにするからだろ!?ほら、言ってみろよ!」



顔をグンッとあたしの前まで持ってきた。



顔、近いっつーの。



「はぁ…。分かったから。数学の宿題忘れてきたのっ。平助教えてくれる?」



ニヤリと笑い平助を見ると



「数学…宿題…」



平助は動かなくなった。



「ほらね、役に立たない」



平助が宿題やってくるとか、有り得ないもん。



「う…うっせ!!俺だって、やる時はやるんだよ!!」



顔を真っ赤にさせる平助に



「はいはい、今回はたまたまやってこなかっただけだもんね~?」



言ってまた机に突っぱねた。



「莉心…平助と本当仲良しだよね…」



小さくつぶやく留美に



「な…仲良しって、ただの友達だよ!!」



絶対平助は留美に振り向いてくれるからね?



耳元で言った。



留美は平助が好きなんだよね。



ただ平助は鈍感だから気付いてないんだけど…。



つづく…。