305号室の男 78 | ★妄想変態恋愛小説★

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「楽しかった!!」



ね、左之さん!!あたしたちの部屋に帰り、思いっきり抱き着くと



「なに、誘ってんの?」



「さそ…っ」



左之さんの変なスイッチを、押したらしいです…。



「なんなら、お望み通りにしてやろうか?」



「ま、まままま待って…!!」



「なに、焦ってんだよ。」



俺、嫉妬したんだけど?と、迫りくる左之さん。



「し、嫉妬?だ、れに?」



聞き返すと



「お前、酒弱いくせに飲みすぎなんだよ。転びそうになったとこを雅に抱きとめられて」



左之さんの拗ねたとこを初めて見た。



若干嬉しくなりニヤつくと



「あー、俺も桜抱きとめてやれば良かったな」



あたしを地獄に落とした。



桜さんは、左之さんの元カノなわけで、付き合ってたんだから当然あんなことや、こんなこともやってたわけで…。



確かに飲み過ぎたけど、それはあたしが悪いけど、でもそれは左之さんが桜さんと楽しそうに話してるとこを見て、ボーッとしてたからで…。



「いいよ…」



「んぁ?」



「桜さん、抱きとめてきたら、いいじゃん…」



あたしは、やっぱり子供で…。



「奈緒」



左之さんの声に、あたしの視界は歪んで俯くと同時に抱きしめられた。



つづく…。