305号室の男 67 | ★妄想変態恋愛小説★

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「えぇ!どんなんだったんですか?場所は?なんて返事したんですかっ?」



葵の目がキラキラしてる…。



「ちょっ…そんな一気に質問しないでよ…」



あたしだって、されたばっかりで思い出しただけでドキドキするんだからっ。



「だって~!気になるじゃないですか!!」



「分かったから…言うから、落ち着いて?」



本当、葵には何でも話せちゃうな…、そんなことを思いながら話し始めた。



プロポーズされたのは、ちょうど1週間前。



「奈緒、出掛けるぞ」



「え、どこに?」



それは、突然の誘いだった。



「俺と奈緒の大事な場所」



「……??」



頭が?で、いっぱいだった。



あたしと左之さんの、大事な場所…?



「今日はバイクな?そろそろ、乗ってみようぜ?気持ちいいからさ」



そう、左之さんはバイクも乗るんだ。



あたしは、いつも怖いからと断ってたんだけど…。



本当は、乗ってみたいなって思い始めてたんだよね。



でも、バイクで大事な場所…?



バイクなら、公園じゃないよね…?



不思議に思いながらもヘルメットを受け取った。



「奈緒、貸して」



初めてのヘルメットに苦戦してると、長い手が伸びてきて、あっという間に準備が整った。



つづく…。