彼は同居人!? 2 | ★妄想変態恋愛小説★

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新しい家に着くと、そこには揉めている人がいた。



「男…、か。」



顔はイケメンだけど…。



あたしが近付くと



「俺は譲る気なんかナイからな。」



睨まれた。



もちろんムッとした、あたしは



「あたしだって、ここじゃなきゃ困るんです!」



言い返してやった。



すると担当者が、とんでもないことを言いだした。



「で…、では!新しい家が決まるまで、ご一緒に暮らすというのは、いかがでしょう?家賃も半分になりますし!」



『はぁ!?』



声が揃った。



「誰が、こんなブスと一緒に暮らせるかっつーの。」



「は?あたしだって、あんたみたいなのとは一緒に住みたくないわ!」



イケメンで性格悪いとか、ほんと最悪ね。



「で…、でも!!もう、お互い家引き払っちゃったんですよ…、ね?」



『…………。』



お互い黙った。



「分かったわよ、早く家決めて出て行ってよね。」



「はぁ?それは、こっちのセリフだし。ってか、あんたと暮らすなんて俺、一言も言ってねーけど?」



「だって、しょーがないでしょ?あたしだって、ここしか帰るとこないんだから!」



「チッ。マジで、こんなブスと暮らすのかよ。」



「ブスブス言わないでよ!ブスなことくらい自分が1番よく知ってるわよ!」



玄関前で喧嘩しまっくてます…。



初日から、こんなんでやっていけるんでしょうか…。



とりあえず話がついたということで担当者は帰っていった。



部屋に入ると



「俺、こっちの部屋が良いから、あんたあっちな。」



勝手に決めやがった。



「勝手に決めないでよね。それから、あんたって言うのやめてくれない?一応、相沢紗知って名前があるの!」



「あっそ。じゃ。」



“バタン”



部屋が閉まる音がした。



もう!なんなのよ!!



せっかく潤から離れられたと思ってたのに今度は、こんな奴と一緒だなんて…、ほんとついてない。



「とりあえず今は、やっていくしかないよね。」



そう独り言を呟いて、あたしも勝手に決められた自分の部屋へと入った。



「あ、晩御飯どうするんだろ。あたしも一応、女だし作ったほうが良いよね!?」



そう思い部屋を出ようとしたら



“バタン”



ドアの音がしたから慌てて出た。



「あ…、の。」



「なに。」



冷たい目で見られた。



「あ、晩御飯どうするのかなと思って…。あたし、いつも作ってるし何か作ろうか?」



「は?マジ、うぜー。俺そういうのキライだから。」



あぁ!もう!こんな奴に心開くんじゃなかった!!



まだ名も知らない男は、あたしの横を通り過ぎ玄関へと向かった。



「どこ行くの?」



咄嗟に聞いてしまった。



「あんたに関係ない。」



まぁ、そうなるよね…。



若干イラつきながらも、あたしは夕飯の材料を買いに行って缶ビールを飲みながら夕飯を食べた。



そして夜10時過ぎ玄関の閉まる音がした。



「おかえり。」



一応ね。



「………。」



“バタン”



うん、やっぱり無視なんだね。



「シャワーするね。」



ドア越しに一声掛けてからシャワーをして、自分の部屋へと急いだ。



つづく…。



あぁ…!!



いやだぁ!!



こんな奴ww



皆さんだったら耐えられますか…?



あたしは耐えられませんww



でも、ゆっちーなら耐える!!ww