8月朔(ついたち)日、あの世の窯のフタが開いて、ご先祖の霊が冥土からそれぞれの家に旅立ち、迎え火を道標にして戻ってくるとされている。新盆宅は7月31日夕刻に、ご先祖は8月12日夕刻に迎え火を焚く。しかし現世は苦難と狂騒の真っ只中、さぞかし驚くだろうなぁ。

・焙烙(ほうろく)で麻がらを焚く