雨である、白山禅定道の登拝基地、美濃馬場として栄えた神社を参拝する。白山信仰の栄華の名残が感じられた、延年水汲む
(moblog)

■追記
雨足はますます強くなってきた。白山文化博物館の開館は午前9時、1時間ほど有るので先に長滝神社を参拝することにした。神社の駐車場には一台も停まっておらず、神社もひと気が無かった。しかし立派な神社だ。この寺は、奈良時代(717-724)に泰澄が創建したとされている、元々は「白山中宮長滝寺」と称していたが、明治維新の神仏分離令で、「長滝白山神社」と「白山長滝寺」に成り、現在に至る。境内に立派なお寺と拝殿が配置されている。こんな山奥に1000年以上前から有ったとは・・

・駐車場の脇、直ぐ横は電車の線路が走ってるが・・


砂利道を石垣調達の島ゾウリで行く、広々とした境内である。明治三十二年(1899)の大火で堂社の殆どが焼失してしまったらしいが。その時参道左右の大銀杏も焼け焦げ、その炭化したこげ跡が今でも残っていた、大銀杏は元気に葉をつけているのには驚いた。幸い持ち出され焼失を逃れた多くの宝物は博物館で公開されているらしい。

・表参道の正面には巨大な拝殿


・石段右側の大銀杏は洞に成っており、内側に黒い炭が見える


・白山長滝寺


・延年水・・・飲むと長生き出来るらしい


・巨大な杉、「白山禅定道」はここが起点なのである


ここから檜峠を越え、石徹白禅定道を白山まで参ったというからすごい。昔の人々の信仰のエネルギーにはただただ驚くばかりだ。