ロシア文学の読み方? | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 「ロシア文学の読み方」と銘打っていますが、そんなえらそうなものじゃありません。だからブログの題名には「?」付き。 「なんだ、こんなことか」とがっかりされることは承知の上で。

 

 前回、前々回とドストエフスキーの『罪と罰』をブログに取り上げたのですが、いつもロシア文学を読むと陥ってしまうのが、“登場人物が覚えられない”ということ。

 長編であるがため、何日かかけて読んでいると、「あれ? “ポーレチカ”って誰のことだっけ?」なんてのは毎度のこと。“ドゥーニャ”“ドゥーネチカ”“アブドゥーチャ・ロマーノヴナ”が同一人物だったり、“ゾシーモフ”“ザミョートフ”がこんがらがったり…。

 

 そこで私が編み出した(というほどもものでもないのですが…)方法が、これです。

 なんてことはない、出てきた登場人物を、文庫本の最初の空白ページにメモをしておくだけのことです。

 でも、このおかげで、結構すらすらと、楽しみながら読むことができました。

 もし、ドストエフスキーやトルストイなどをお読みになることがあればお試し下さい。

 (こんなことをしないと読めないのは、私だけかもしれませんが…)