昨日の夜、
作業をしていたら、モーレツに山形に行きたくなって、、
今の仕事が一段落したら、ほんとうにひとりで言ってみようかと思っています。
で、、その繋がりで、今日の話なんだけど、、、、
以前、一度、家族で山形に行った事がある。
両親と、姉と、僕んち夫婦と、、
(本当なら、姉も夫婦で参加のはずだったけど、
確か義兄は仕事の事情でこれなかったような・・、)
で、、会津から喜多方を遠って、米沢、そして南陽市に、、
というルートだった。
もう、ルートみただけでも理由は明白で、
当然、喜多方ラーメンがお目当てなわけです。
だがしかし!!
当時、僕は日本にもどってきたばかりの頃で、
で、、喜多方ラーメン、に絶大なる不信感を抱いていたのです。
それというのも、
お店の名前は覚えていないし覚えていても出さないけれど、、
僕は一度喜多方で、ラーメンを食べて、
ええええええ、喜多方ラーメン、まず!!!
っって思った事件があったのです。
それ以来、どうも
喜多方ラーメンは名前だけ、、
じゃなければ、僕には合わない、、
みたいな偏見を抱いてしまっていました。
そもそも、山形には、父の実家のあった場所のすぐちかく、
その日の宿をとった、赤湯、に、
龍上海
という、新横浜ラーメン博物館でも、
なんと、16年出店し続ける超人気店、
似ても似つかないカップ麺にもなった、
山形ラーメンのビッグスターが君臨しており、
「龍上海赤湯本店」はもちろん旅の最大の目的であり、
それがあるのに、わざわざ喜多方によって微妙なラーメン食わんでもええやん、、、
ってな気持ちがあり、、、
せっかくの旅行でなにかもっと違うランチに変更したい、、
と言う目論見のもと、、
なにかと、喜多方ラーメンやめようよ、とケチを付けていたのですね、
車を、運転しながら・・・。
でも、姉、母、そして長いものに巻かれるタイプの母がですね、、、
いやいや、喜多方通るルートなんだから、
当然喜多方ラーメンでしょ、、と、
どうやら、計画変更は無理と悟り、、僕はだんだん不機嫌になっていって、
ラーメン屋にカレーとかあったらカレー食べよ・・とか思い始めていたところ、
姉が、
「っていうか、、お前、喜多方で、評判のいい店、には行った事あるの??」
とおおせになりまして、、、
いやいや、なんかその辺にあった店に入ったけどまずかった、って言うと、
どんなとこでも、いまいちな店、好みに合わない店、名前だけの店はあるものだし、
まずは評判の良い店にも行っていないで、避けるのは良くないよ、
と。
(アタクシの人間の器の小ささをここでご披露してみました)
まあでも、それは正論ですよね。
そんなわけで、まあ、それなりに納得して、姉が行ってみたいと言う
「食堂なまえ」
という店に行ったのです。
(生江さん、というご家族でやっているらしい)
道が狭くて、わりと大きめの車だったもので、
運転もやや(でも運転させられてる)大変で、
また段々不機嫌になって、、
で、お店についたら、30分待ちで・・・
はぁ〜〜〜〜こりゃこりゃ、、
みたいに憂鬱になってました、
アタクシは、人間の器ちいさいですから。
実際には30分もかからず、20分ほどでお店に入れて、、
そしたら、たまご丼とか、定食とか、あるの(笑
食堂、だから。
でもね、ここまで来たわけだし、、
やっぱりラーメンだよね、って思いましてね、
中華そば、、いまどき、550円、、って・・・・
ほんとに大丈夫かよ、、、
って思いましたよ。
その時は。
その時はね。
なんかとても和気藹々のいい雰囲気のお店で、
なんだか、だんだん、やっぱこれでよかったわ、うん、良かったに違いない。
まあ、ラーメンもそれなりにはきっと美味しいよ、、、
なんてね、謎の上からになってたところに、ラーメン、いや、中華そばが来まして。
これです。
あのね、こんな写真なのが申し訳ない。
ほんとうに申し訳ない。
キレイなんですよ。
ご覧の通り、特別、キレイに作ろうなんてことはしてない、
ちゃちゃ、、と、適当に具材載せてるだけだけど、
なんだか、圧倒的にキレイなの。
で、、
味が、、、最初のひとくちふたくちでは、さしたるインパクトがないんです。
あ、、まぁ、、美味しいって言えば美味しいね、
なんか、やさしい味ね、はいはい、
なんかこうマイルドね、、はいはい、、
くらいのインパクトしかない。
なのに、3口目くらいから、
「あれ・・・・・これ、すごくないか??」
って感じ始める。
姉が、
これ、、すごくない・・・??
って顔をし始める、
で、、奥さんが、
「これ、すごいおいしいー、、、」
って言う、
父がこれは美味いねぇ、って言う。
母は、そもそもラーメンは半分しか食べられない超少食の人なのだけど、
無言で食べてる。
なんだろう、、これ、なんだ??
っていう、ちょっと異次元だったのです。
スープも麺も、特別突出して(ここがすごい!!)
って言えない、なんとなく、ふつうに美味しい。
なのに、明らかに何かが普通じゃない。
スープも、麺も、ある意味突出して美味しすぎて、
全体のバランスが取れすぎててなのか、、、
いきなり(どーん!)と、すごい美味しい!が、こないのに、
じわじわと、、、これ、、やべえ、、、ってなってくる。
食べ終わって、
こ、これ、すげえ・・・ ってなる。
こんなに「普通で美味しい」って思った事なかなかない。
いや、「普通で美味しい」はいっぱいあって、
そういうラーメンはなんども食べて大好きなんだけど、
その最高峰、っていうか、
そういう(普通)なものにも、
最高峰って、、、あるのね・・・
最初っからね、期待して期待して行って
やっぱり美味しー、ではない。
僕は、できれば避けたかった喜多方ラーメンなのですよ、
ところが、、食べ終わってみると、
これ、、人生でいちばん美味しいラーメンではなかったでしょうか・・・
って感じだったのです。
もう、これはもう、
アタクシの不見識でございました、と。
ごめんなさいするしかありませんでした。
そうなるともう、
この店構えから、素敵。
僕と姉と奥さんは、やっぱり一番オーソドックスな中華そばにしたんだけど、
両親は、手打ち極太麺ってのを頼んだんですね、、
で、ちょっと味見したんだけど、こちらも非常に美味しかった。
麺が違うだけなんだけどね。
僕は普通の方が好きだけど。
で、、いつか、一度、、、ここで、、
定食とかタンメンとか食べる、
という贅沢をしてみたいな。
喜多方にお住いの方は、きっとそんな事してるんだろな。
そして、喜多方には、他にもこんな美味しいお店あるよ、
とか、あるんだと思う。
そんなわけで、、、
今の仕事無事に終わってほっとしたら、
ひとりで、この店にまた行きたいなぁ、、、って思うのです。
で、、実は、もう一件行きたいラーメン屋さんもある。
山形、高畠の「志づ美」さん。
ちょっとした訳ありで、こちらのご家族の方と、
お知り合いになって、
そんな事は何にもしらない、姉父母が、行ってきて、、
すごい美味しかった、、って言ってましてね。
で、、「志づ美」さんにも、僕もまだいけてないのに、
知らない間に、家族が言ってました!!
ってメールして(笑
実際に行って、それをお話するのも楽しみだなぁ、、
って、まだ本当にいくかどうかわかんないんだけどね。
だから今は頑張るぞー、
おー。