ウォーキング中
折り返し地点で携帯をみると
普段、
LINEでやりとりしている幼なじみ
から
着信あり
ん?
珍しい…どした?
普段は何でもLINEでやりとりしてるのに…………
アレコレ考えながら
帰宅し、夕飯を並べてから
部屋に行き、返信した
きっと、相談事かなんかだから
何かしながらじゃなく、腰を落ち着けて
話したほうがいいな って予感
去年の年末、子宮がんステージIV
奇跡的くらいに抗がん剤が効いて寛解
点みたいな(癌かどうかがわからない)
ものがあるかないかまだ回復
2ヶ月に一度の経過観察通院のみ となってた
すごい、食欲旺盛な婆婆
抗がん剤治療中も食欲が落ちる事なく
もりもり食べてた
ときどき、差し入れをすると
その場で
「あら美味しそっ」とパクって食べてた
「苦しいから入院させて」って言ったんだって。
腹水が溜まっちゃって、息するのもつらかったみたい
肺に転移してたの?
腹水って言われたらしい
仕事で外出中だった
爺爺が一人で病院に同行したらしい
今日は爺爺からの報告だけで話してる
(電話を切ったあとで 腹水について調べた)
このまま、緩和ケア病棟に移る手配して最後まで入院だって。
今から、そっち行くよ
明日、先生とちゃんと話してから…
爺爺がいってることだから、
どこまで、正しいかわからないし
爺爺と婆婆は 80代夫婦
私が子どものころ、世話になりました
昔ながらの下町の家
寝る時以外は玄関の戸が開いていて
冬はいつも婆婆が
「
ココア飲んでいきな」って……
長男が生まれたあと、
実家らしい実家がなく、
パパは一人で子どもが見れなく
預けるところのなかった私
独身の頃は毎月美容院に行ってたのに、
妊娠後期から行かれずにボサボサだった私を
見かねて
「
ウチで見ててあげるから、
美容院行きたい時にいっといで」
「気分転換しておいで」
「歯医者とか病院行きたい時は、いつでも
預かるから」
と………面倒見のいい、下町の肝っ玉母ちゃん
電話を切った後
親世代も亡くなる歳になったんだと…
世話になってたころの親たちの姿を
思い出してた
思えば、あの当時は
婆婆たちも、
今のわたしたちより若かったんだなぁ

