あなたの幻消すように、私も今日はそっと雨。 | てんてこまいまい。

てんてこまいまい。

猫と漫画をこよなく愛する、女優&ナレーター。

バイトの休憩中に音楽番組を見た。

徳永英明さんが美声を聴かせていた。



もういない人の笑顔が脳裏をかすめた。

とても悲しくなった。



悲しくなったので鼻歌を歌ってみた。

スタジオのモップをかけながら、歌ってみた。



思考がどんどん沈んでいくのが分かった。

そんな自分にほとほと嫌気がさした。



幼い頃の記憶が震えている。

もしあの頃私が子供じゃなかったら、どうだったろう。



優しくされると嬉しい。

嬉しくて切ない。



自分が思う程にあの人は

自分を思っていなかったろうと思って切ない。



誰かにとっては社交辞令だったり、責任感だったり。

勘違いだらけの思い出に赤面する。



何処までも続くこの寂しさには、いつか終わりがあるのかな。

異常なまでのこの執着から、逃れられる日が来るのだろうか。



孤独な自分を持て余して暴走する。

どう消化すればいいのかが分からない。



誰かが私に言った。

私の寂しさがなくなれば、私が芝居をする必要もなくなるだろうと。



確かにそうかもしれない、と、思った。