うさぎさんを救急病院へ連れて行った時のこと | 優作のひとりごと 英国日記

優作のひとりごと 英国日記

英国の田舎での一人暮らし
日々のランニング、色んな病と格闘しながらも
ペットのうさぎに癒される毎日

毎年春になると

獣医さんの所に

うさぎさんを

ワクチン注射と健康診断のため

連れに行っていました

 

いつも特に問題点は指摘を受けず

健康優良児でした

5歳以降のうさぎさん

うさぎさんにとっては引っ越し後3軒目のお家にて

 

 

ただ亡くなる1年半前

2018年10月半ばすぎ

6歳半の時

 

長女が大学に通い始め

学生寮で一人暮らしを始めたばかりの時です

 

うさぎさんが

いつもは長く留まっていない

あまりすぐに目につかない所に

隠れるように

うずくまっているのを

次女が見つけて不審に思い

連れ出すと

 

首を傾けたままの状態で

真っ直ぐ歩けなくて

何度上手く座ろうとしても

横に倒れてしまいました

 

土曜日の夜遅くだったため

獣医さんに駆け込む事もできないので

慌てて動物の救急病院に連絡して

すぐに連れて行きました

 

夜遅くで道は空いてましたが

車で30−40分程かかりましたでしょうか

 

救急病院に着き

受付に行くと

1組の家族がいました

獣医さんがその家族のわんちゃんの

容態について話しているようでした

 

その後その同じ獣医さんが

我々の元に来て

うさぎさんを診察室に連れて行きました

理由は忘れましたが

家族は診察室に同伴できませんでした

 

 

随分と時間が経ったような気がします

やっと獣医さんが戻ってきて

診断結果が告げられました

 

耳から脳への経路が細菌におかされた可能性と

脳腫瘍の可能性があるとのことで

明後日の月曜日にはかかりつけの

獣医の所に連れて行って

診察を再度受けるようにと告げられました

 

必要であればレントゲン、CTスキャンをして

最終判断をするようにと

 

抗生物質と痛み止めをもらい

一旦は家に戻りました

もう日付は変わって

夜中1時をまわっていました

 

家に戻って

家族皆哀しみに包まれました

 

英国南西部の大学に通う長女は

電車で戻って来ることに

なりました

 

 

10月末の夜はもうだいぶ冷え込むので

ポータブルの電気ヒーターをつけ

タオルや毛布であったかくして

薬を定期的に口に注入して

様子を見ながら

月曜の朝まで過ごしました

 

 

そして月曜日にかかりつけの獣医さんの

ところに連れて行き診断を受けました

 

車中次女のお膝の上で

 

 

結果は一番聞きたく無いものでした

脳腫瘍の疑いがあり

その手術に耐えられるほどの

体力はないのではと

それにまず全身麻酔に耐えられるかどうか

うさぎにとっては手術は酷なようで

このまま苦しい思いをさせるより

安楽死を選ぶ方が良いと考えるというのが

その獣医さんの見解でした

 

判断は早い方が良いという事で

1週間以内に様子を見て決断するよう伝えられました

 

土曜日容態が急変してから

今月曜日に少し良くなってる気がするし

もう少し様子を見たいと思いました

どうもそれほど苦しんでいるようには見えず

(痛さとかは見せないと言いますが)

 

ただ苦しんでいるなら

むやみ日を伸ばしたところで

苦しませるだけという

葛藤のなか

 

容態は悪化していない様に見えた為

セカンドオピニオンをと

近所の他の獣医さんの所連れて行きました

 

その獣医さんはうさぎにはかなり詳しく

うさぎに対する経験も豊富なようで

更に同僚の同じくうさぎに更に経験のある医師とも

相談した上で診察してくれていました

(以降この獣医さんにお世話になることになりました)

 

結果、すぐに安楽死の判断でなく

抗生物質を続けて様子を見ようと

いう事になりました

 

我が家族にとって

とてもとても長い週末と週明けでした

 

そしてそこから一週間後に

まだまだ首はいつも傾いていて

時折転びながらも

食欲もあるし

どんどん回復して見えました

更にもう一週間二週間と日が経つ連れて

よくなって行き

 

その間獣医さんの所に

何度か連れて行き

 

ついには元気を取り戻しました

 

長女のお膝のところに来て甘えるうさぎさん

 

首の傾きも数ヶ月でほとんど

気付かない程になりました

あんなに病んでたのが

嘘の様にまた普通の

うさぎさんとの生活が始まりました

 

 

そしていずれまた近い将来

いつか見当もつかないし

そんなこと考えたくも無いけれど

またいつか悲しみに暮れることがあるだろうという不安は

家族皆心の奥底にしまって

1日1日うさぎさんとの生活を

大切にして行こうとの思いでした

 

姉に預かってもらった時に7歳の誕生日を祝ってもらいました

 

うさぎさんを失ってから

うさぎさんの写真を見るのも

うさぎさんの事を語るのも辛く

向き合え無かったのですが

ブログでここ数日何度か書かせてもらって

今頃になっての回想記ですが

その時の

うさぎさんだけで無く

家族一人一人の事も

その時どんなだったか思い出したり

考えたりして

家族が今さっき以上に

大切に思えてきました

 

 

この機会にうさぎさんのお話

まだもう少しだけ続けさせて頂きます

 

 

本日も当ブログにご訪問頂きありがとうございました

今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます