「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の100人」

に選ばれた唯一の日本人、葛飾北斎。

2021年5月公開予定の映画『HOKUSAI』は、

両国が生んだ天才絵師、葛飾北斎の人生を

なんと、初めて映画として描きます。

 

こんにちは。両国部屋の見習い女将のこかみです。

9日、今年の東京国際映画祭が終わってしまいました。

寂しい( ;∀;)

今年は、14作品の映画に出会うことができました。

ヒルズでご飯も食べて、とても充実した10日間でした。

 

クロージングの作品は、もちろんこれだ!!

 

『HOKUSAI』

『探偵はBARにいるシリーズ』などで知られる橋本一監督による

2021年5月公開の作品。

北斎役は、青年期を柳楽優弥くん。

肖像画などでもおなじみの晩年までを田中泯さんが演じます。

 

上映前に監督、柳楽君、田中さん、脚本家による

トークセッションが開催されました。

田中さんは、その声を一言発するだけで、

こかみの胸が震えあがるようなものすごい言葉の力、オーラの持ち主で、

「両国が生んだ天才絵師、北斎が乗り移ってる」とひとり客席で感動の涙。

柳楽くんは、二日酔いなのかな?と疑うほど、

話していることがかみ合っていませんでした。笑

 

映画は、北斎がどんな社会の中で生きていたのか、

なぜ、あの作品が出来上がったのかなどのバックボーンが描かれ、

同時期に活躍していた写楽や歌丸なども登場。

 

でも、北斎の90年の人生を2時間ちょっとでまとめるのは

やっぱり難しいなと思いました。

ダイジェストみたいな感じ。

登場人物一人一人も端的で、なんかもったいないなと思いました。

晩年に一緒に暮らした娘のこととかもっと知りたかった。

ラストシーンはとても素敵でした。

田中泯さんは、本当にベストキャスティング!

 

いつか、ある時期だけにスポットをあてた

北斎の映画を観たいなと思ったこかみなのでした。