両国の有名人と言えば、葛飾北斎が一番に思い浮かびますが、

ななななんと、1823年。勝海舟も現在の両国4丁目に生まれたそうです。

両国、偉大なる人物が育つ街でごわす。

 

こんにちは。両国部屋の見習い女将のこかみです。

 

過ぎた4連休。

こかみとこかみの夫で見習い親方のげんげんは、

食っちゃ寝る、食っちゃ寝る、食っちゃ寝る、ときどき映画。

という理想の暮らしをしていました。

 

4連休の最後の日。

 

「ねえねえ、江戸NORENって行ったことなかったよね。行ってみたいよ」

げんげんの腕を揺らすこかみ。

「俺も行ってみたいと思っていたんや。こかみと一緒に行くで」

こかみに腕を揺らされながら答えるげんげん。

 

江戸NORENは、「粋な江戸の食文化を楽しむ。」

をコンセプトとしたグルメスポット。

両国駅の旧駅舎の中に、

明治35年創業、江戸三大蕎麦「藪蕎麦」の「日本ばし やぶ久」。

江戸から続く漁師飯「深川めし」が人気の「門前茶屋 成る口」。

大正7年創業、100年の伝統が流れる老舗の姉妹店「てんぷら食堂 ひさご」などなど……

現在12店舗の老舗和食店が集結しています。

 

江戸NORENの内観。真ん中に土俵!

その周りにお店が並んでいます。

 

「こかみはねえ、てんぷらか焼き鳥がいいな~」

わくわくしながら店を選ぶこかみ。

「そしたら、焼き鳥行って、てんぷらやな」

2店舗行っちゃう気まんまんのげんげん。

 

しかし、ここで恐ろしい事実が発覚した!!!!

時は、祝日の19時半ごろだ。

 

な、な、な、なんと!

この時点で営業していた店は、

「門前茶屋 成る口」と

明治4年創業のもんじゃの老舗「月島もんじゃ もへじ」の

たったの2店舗だったのだ!!

 

コロナの影響をこんな身近で味わい、ゾクゾク震えるこかみ。

「ボツボツが出てきたよ」

恐ろしさのあまりサブいぼがたち、それをげんげんに見せるこかみ。

「やめろや。そういうの嫌いや」

ボツボツを怖がるげんげん。

 

仕方がないので、この2つの店を梯子することにしました。

まずは「門前茶屋 成る口」へ。

まずはビールと日本酒で乾杯だ!

コロナの影響があろうとも、やっぱりビールは最高だ!

 

お通しのたくわん入りポテサラ。

 

カツオのたたき。

 

酒肴4種。刺身こんにゃく、サバのへしこ、いぶりがっこチーズ、自家製ピリ辛らっきょう。

 

「候補の中に入ってなかったけど、美味しいねえ~」

いぶりがっこをポリポリさせてビールをぐいぐい飲むこかみ。

「なかなかいい選択やったな」

らっきょうをポリポリさせて威張るげんげん。

 

肉豆腐。ボリュームいっぱい。

 

最後に名物「深川めし」をいただきました!

生まれた始めて食べた深川めし。ふわふわと炊き上げたあさりとご飯。

ふんわりと磯の香りが鼻を抜けます。

江戸時代から漁師に愛されてきた深川めし。

これを食べればこかみもげんげんも江戸時代にワープしたような気分。てやんで~!

 

「門前茶屋 成る口」さん、江戸の歴史を感じるご飯をありがとうございました!

 

「門前茶屋 成る口」

https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13203599/

 

 
続けて、「月島もんじゃ もへじ」へ。食べすぎだろ!!
 
明治4年創業の築地魚河岸の直営店「もへじ」。本店は行列ができる人気店です。
 
再びビールで乾杯! 二軒目だってビールは最高だ!
 
なぜか頼んだ青唐辛子のにんにくしょうゆ漬け。
 
一粒食べるこかみ。
「な、な、なななななな、なんじゃ~こりゃ~!!!!
き~~~~! 辛いよ~~~! 辛いよ~~~!」
罰ゲームばりの辛さ、いや熱湯を飲んだかのような熱さが口に広がる!!
 
一粒食べるげんげん。
「これは、つまみちゃう。これは、トルコではスパイスとして出てくるやつやで」
落ち着きを装いながらビールを流し込む。
 
「辛いよ~! 辛いよ~! 辛いよ~!」
トルコの話どころではないこかみ。
 
お互い一粒ずつ食べて残しました。
 
名物、明太子もちもんじゃ。
 
「辛いよ~辛いよ~」
まだ辛いこかみ。
「もんじゃ食べると辛さが和らぐで」
すっかり落ち着いたげんげん。
 
もんじゃを一口食べると、
クリームシチューのような優しい味!
だんだんと辛さが和らいできました。
 
「もんじゃって、昔は嫌いやったけどありやな」
関西出身のげんげんは、もんじゃがありになりました。
「こかみは、ず~っと前からもんじゃはありだったよ」
関東出身のこかみは、お好み焼きよりもんじゃのほうが好きだもんね!
 
「月島もんじゃ もへじ」さん、辛い青唐辛子とクリーミーなもんじゃをありがとうございました!
 
「月島もんじゃ もへじ」

https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13202314/

 

 

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最近やっと見た日本の超名作

『東京物語』
日本が世界に誇る巨匠・小津安二郎監督による1953年に公開された日本映画。
ローアングルの固定ショット、抑揚のないセリフ回し、カメラ目線で話す登場人物など、
小津監督独自の手法は当時、革新的で、映画の新時代を築きました。
カメラワークはもちろん、小道具の置き場所、役者の細かい仕草まで、
すべて、小津監督による計算しつくした映像美。
主役のおじいちゃんを演じた笠智衆さんは当時小津監督から
「抑揚はいらない。演技をしないでくれ」と言われたそうです。
 
子どもたちや孫に会うために、
尾道から東京へやってきた老夫婦。
しかし、久しぶりに会った両親を子供たちは厄介者扱い。
戦後日本における家族の形の変化を描いた普及の名作です。
 
老夫婦役を演じた笠智衆さんと東山千栄子さんが、
疲れ果てて座り込む後ろ姿を映したシーンが印象的でした。
台詞のない、後ろ姿だけのシーンなのに、
2人の悲愁が画面いっぱいに溢れてくるようで、
嗚咽を漏らしながらその映像を目に焼き付けたこかみなのでした。