毎日毎日、僕らは鉄板の上で焼かれて嫌になっちゃうな~♪
こんにちは。両国部屋の見習い女将のこかみです。
毎日毎日、暑くて暑くてしんどいです( ;∀;)
鉄板の上で焼かれているたいやきくんも
こんな気分だったのかなぁ、なんて。思うわけはない。のですが。ひひひ
1975年、『ひらけ!ポンキッキ』のオリジナルソングとして発表され、
大ヒットした、歌手の子門真人さんによる楽曲『およげ!たいやきくん』。
何年か前のある日。
麻布十番を見習い女将友達の誰かと歩いていた時のことです。
「知ってる? ここのお店、おやげ!たいやきくんのモデルになった店なんだよ~」
と雑学をひけらかす見習い女将友達。
「え、え、え! マジで~~~! すごすご!」
雑学をひけらかしたい人にとって、最高のリアクションをするこかみ。
「食べよう食べよう!そうしよう!」
見習い二人は、麻布十番の道路でたいやきくんの食べ歩きをしたのでした。
時は流れ、2020年のある日。
こかみの夫で見習い親方のげんげんと両国を歩いていると……。
「ここの店、およげ!たいやきくんのモデルになった店やで」
と店を指さし、えっへん。とうなるげんげん。
「え~~~! 違うよ~! およげ!たいやきくんのモデルの店は麻布にあるんだもん」
げんげんの腕を揺さぶりながら。風船人間ばりに顔を膨らますこかみ。
「はっはっはっ! こかみはなにも知らないんやな!
麻布の浪花家総本店と両国にある浪花家本店は兄弟弟子の関係なんやで。
そこからのれん分けして今は100軒以上あるんやで」
ふたたび、えっへんとげんげん。
「な、な、なに~~~! ふ、ふくざつ!」
目をくるくるまわすこかみ。
おい! 何年か前に一緒にたいやきくんを食べた見習い女将友達よ!
ここにも、およげ!たいやきくんのモデルの店があったぞ!
でも、その見習い女将友達が誰だったか忘れたこかみはもうどうすることもできません。
明治42年に創業した、浪花家。
麻布の浪花家総本店が兄弟子だそうです。
鎌倉浪花家店主さんのサイトによると、
初代神戸清次郎さんは、
当時、庶民にはなかなか手が届かなかった鯛から、発想を得たのだそう。
高級魚を食べる気分を味わってほしい!
そして、たいやきくんの発明に至ったそうです。
なんて、可愛らしいことを考える人なんでしょう!
薄くてパリパリの皮。たっぷりの餡。
日本で初めて誕生したたいやきくん! 美味!
初代の神戸清次郎さんの見たこともない顔を、
「きっと優しい顔だったはずだぞ」
「もしかしたら、たいやきみたいな顔だったかもね~」
「ということは、真ん丸の目に、ふくれた唇かな」
と、ひとり想像しながら、
感謝の気持ちいっぱいで、いただきました。
浪花家本店さん、歴史あるたいやきくんをありがとうござます!
【浪花家本店】
電話/03-3623-2667
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最近見た面白かった映画
『ピザ!』
【概要ちょっと】
M・マニカンダン監督による2014年制作のインド映画。
原題は『Crow’s Egg』(カラスの卵)。
ふたりのピュアで可愛すぎる兄弟の姿から
スラム街の厳しい現実を映し出す。
【ストーリーちょっと】
主人公は、チェンナイの中心部の川沿いにある、
大きなスラムに住む幼い兄弟。
貧しい生活の中でのふたりの楽しみは、
近所の広場にある木に登って、カラスの卵を食べること。
しかしある日、広場の木が倒され、ピザ屋がオープン。
生まれた始めて見る、チーズがたっぷり乗ったアツアツのピザ。
兄弟はそのピザを食べたくて食べたくて大奮闘!
果たして、ピザを食べることはできるの?!
ふたりが頑張る姿は、笑えて、泣けます。