歌姫 | 木山裕策オフィシャルブログ「home」by Ameba

歌姫

昨日、中島みゆきさんの「夜会」に行ってきました。
実は僕、中学生の時からの大ファンで、アルバムはほぼ
全部持っていたりします。高校時代には、夜更かしして
「オールナイトニッポン」を聴いたり、カラオケでは
いつも中島みゆきさんの歌を必ず歌いますべーっだ!
(「根雪」とか「肩に降る雨」とか・・・)

でも、生の歌声を聴いたことがなく、今回の「夜会」で
生まれて初めて、生「中島みゆき」さんにお会いしました。

「夜会」はライブというよりは、舞台の形式に近く、
他の3人の役者さんと共に進んで行く、一つのストーリーの中で
随所に歌がちりばめられています。

ストーリーは簡単なものではなく、ひとつひとつのシーンが
どんな意味を持っているのかを理解しようとすると、それは
それは難しい・・・。だって、それは「中島みゆきさん」の
一つのワールドの断片が切り取られたものだから。

でも、理屈ではなく心で感じてみようと気持ちを切り替えると
不思議なことにいろんなシーンのイメージが、心の中に浮かび
あがってくるのです。きっとそれは受け取る人によって、
100人いたら100通りのイメージになるのでしょうね。

でも、第二幕の第三場で観客は全員同じ涙をながします。
言葉ではないなにか、が心の中に突き刺さり、それが
感動というカタチで涙に変わっていくのでしょうか。

それは、悲しさであり、やりきれない想いであり、
そのすべてを包み込むようなやさしさであり・・・。

歌で語り、情感のある声で心と心を繋いでいく。

それが、中島みゆきさんの魅力なんだと思いました。

「歌姫」

紛れもなく、中島みゆきさんは「歌姫」そのものでした。