本当の功績
皆さん、こんばんは。
吉田沙保里選手、負けてしまいましたね。。。
オリンピックの銀メダルに終わったことが、これほど国民の心にポッカリと穴をあけるって、
それだけで、吉田沙保里選手がどれだけ偉大かを表していると思う。
イチロー選手も、前にこんなことを言っていました。
「3割打って称賛されるよりも、3割しか打てなかったのかと言われる方が何倍も嬉しい。」
と。
まさに吉田沙保里選手は、金メダルをとって称賛される選手ではなく、
金メダルを逃すことで初めて、注目を集めるほどの選手だということ。
それこそが、吉田選手の本当の功績だと思う。
何連勝したとか、何連覇したとか、何年負けなかったとか、そういうことじゃなくて、
もちろん、その 実績 は未来永劫色褪せることのない大偉業なんですけれども、
吉田選手が日本レスリング界に本当にもたらしてくれたものって、
メダル何個という実績ではなくて、
吉田選手そのものの存在だと思う。
前人未到のオリンピック4連覇を果たした伊調馨選手や、
前回大会金メダリストの小原日登美選手は、吉田選手がいるからと階級を変えたと言います。
つまり、吉田選手の存在が、複数階級での金メダルを日本にもたらし続けてくれたと言っても過言ではないと思います。
そして、吉田選手を破り金メダルをとった選手でさえ、
サオリと戦うことが夢だった。
と語るように、
吉田選手の姿に憧れてレスリングを始め、金メダルに辿りついた選手が、日本のみならず、世界中にいるのです。
彼女自身は、残念ながら今大会で銀メダルに終わってしまいましたが、
日本に、
そして世界中のレスリング選手に金メダルをもたらしたのは、紛れもなく吉田沙保里選手の存在だと思います。
例え勝負には負けたとしても、
4階級で日本の選手が、そして吉田選手を破ったアメリカの選手が金メダルをとったのは、吉田沙保里選手の歩みの生き写しそのものだったことに、違いはないのです。
それこそが、本当の功績だと思います。
スポーツは違えど、
誰かにとって自分が、そういった存在であれるように、、、
と感じた日でした。。。
本当にお疲れ様でした。
おめでとうございます。
そして、ありがとうございます。