「世界基準」 | 豊嶋邑作オフィシャルブログ「Grande Responsabilité」Powered by Ameba

「世界基準」


オフも残り3日となり、これからコトルでの世界遺産巡り&死ぬまでにみたい世界の絶景100選の海!へ、チームJAPANで行く予定が、

一人バスに置いていかれ、次のバス待ちです。笑

なので、ブログ更新します!

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チームJAPANのメンバー。

左手前から、

ムラドスト所属の戸波恵斗くん。

今夏1部へのステップが期待される大型GK伊藤剛。

チームメイトのヒロ。

リーグチャンピオンに輝いた憎き(笑)スティエスカのバキくんこと福井理人くん。

そして、全日本少年サッカー優勝キャプテンで、ブドゥチノストの平野又三くん。


プチバカンスブログはまた後で更新します!



そんなこんなで、記憶に新しいザンビア戦の大久保選手のゴールについて、書きたいと思います。


サッカーをほとんど知らない人が見ても、


決めた時間帯

劇的決勝ゴール

スーパーゴール

低迷する日本に喝を入れ、サプライズ選出の期待に応える最高の仕事


これだけで、十分に もの凄い!!! と思わせる働きでしたが、


同じ選手としての目線から見ても、 もの凄い!!! と久しぶりに思った得点でもありました。


まず、自分の頭越しのロングボールを正確に止めることは、それだけでかなり高度な技術を要します。


それができる技術はあっても、あの時間帯、疲労感、プレッシャーの中で、長い距離を斜めにランニングしながら、

しかも、DFを視野に入れながらコントロールすることはそう簡単にできることではありません。


現に、その前に香川選手ほどの技術を持つ選手でも、頭越しのボールをコントロールしきれず、決定機を逸していました。



これだけで、大久保選手には、かなりの技術と、人並外れた集中力があることがわかります。


そして、それ以上に僕が衝撃を受けたのが、ボールの滞空時間中に、ランニングしながらマークにつく相手DFを手でブロックし、身体をあて、

自分の空間

をペナルティエリア内で作りだしたことです。


あの 身体操作と判断力 こそが、「 世界基準」 でした。


どんなに技術、スピード、フィジカルがあっても、

あの 身体操作とイメージ がなければ、コントロールした後の不安定なバランスのところでプレスをかけられ、倒されるか、ペナの外に追い出されてしまうことがほとんどで、

現に今までの日本代表には、

日本を代表する選手でさえ、 それ ができる選手はいなかったと思います。







ようやく誕生した 世界基準のストライカーの条件 を満たす選手。

常に 得点するために を考え、

どう自分の身体を操作するか?

その意識を徹底的に積み重ねてきた証だと思います。



身体をパンプアップさせ、パワーで踏ん張るのではなく、

体幹をやってパワーアップした気になって、逆に自分で操作できない筋力をつけるのではなく、



自分の持ってる能力を、最大限発揮できる身体の動かし方の意識を重ね、

無意識へと変わった瞬間の覚醒が呼んだ、大久保選手の近年の大活躍と、


それが 成熟 したことによって生まれた 「世界基準」 のゴール。





目の前に、まだおぼろげだった 目指すべき指標 が、ハッキリと見えたこのゴールに、最高の感動と衝撃を受けた夜でした。




自分も、こういう ゴール を生み出せる選手へとこれからどんどん成長していく!!!