日本VSメキシコ | 豊嶋邑作オフィシャルブログ「Grande Responsabilité」Powered by Ameba

日本VSメキシコ


ドーブレビーチェル!!




個人的に、一番楽しみにしていた一戦でした。



イタリア戦で、少し日本のカタチをみせて、流れ的にはそれなりにいい形で入れた一戦でもあったと思うので、そういう意味でも期待は大きかったです。




ですが、早速それを裏切られました。




メキシコのスターティングメンバー。



7番バレーラの名前がない・・・。




注目して観ようと思っていたのですが。。




これで、楽しみは半減してしまいました。





そして、結果はようやく1点を最後に返した 1-2 の完敗。





見せ場はほぼ0。




ブラジル戦よりも、僕にとっては何も収穫のない試合でした。





無理して出場していた長友選手は、最後に再発させてしまい、負傷交代。





この試合に至っては、本田選手の見せ場もまったくなし。




敗戦すれば、監督の采配や、表面に見える問題に批判が集中しますが、




色々と身体のことでご指導・トレーニングして頂いてる方の指摘では、問題は、もっと違うところにあると。





そして、



もっと根深い。




根本的に、変えていかないといけない部分でした。






ロンドン五輪に続いて、メキシコに敗戦。




体格のほとんど変わらないメキシコ人に、勝てないのはなぜなのか。





もっと追究する必要があると思います。




考えるんじゃなくて、追及する。






僕がユースだった頃、




スペインで開かれた国際大会の決勝戦で、当時のメキシコU-18代表と対戦しました。






つまり、彼らが、後の、ロンドン五輪を制するメンバーの中心。







メキシコ代表の10番 ジオバンニ・ドスサントス の弟、



ジョナタン・ドスサントスも、10番を着けて出場していました。






試合は、終始、僕らがボールを支配。





内容では、確実に上回っていました。




しかし、



そこにあった 差 は大きかったと思います。








組織では支配できても、最後の局面を個人で打開できない日本人(僕ら)。





最後の最後に、したたかにモノにしてくるメキシコ人。






その試合は、試合終了10分前に、



それまでずーっと存在感の皆無だったエースの ドスサントス弟 が、ミスを逃さず、ハーフライン少し手前から右足一閃。





それが、物凄い弾道でネットに突き刺さる。





結局、それが決勝点となり、0-1で敗戦。






その時感じたはずの 世界との差 は、結局、その後のトレーニングで埋める作業が行われることはなかった。





組織を、より徹底的に磨くことに終始していた。






そして、日本代表はロンドン五輪で敗れ、



A代表も完敗した。





結局、組織力で対抗した結果、勝てていない。








この3試合、課題は一貫して同じだったように思う。