アルビレックス新潟シンガポールの20番 | 豊嶋邑作オフィシャルブログ「Grande Responsabilité」Powered by Ameba

アルビレックス新潟シンガポールの20番


日本の皆さん、こんばんは。


ベルギー在住の皆さん、Bonjour!!


Moldovaの皆さん、ドーブリジェンニ!!!



オリンピアの赤い閃光 豊嶋邑作 です。





僕の地元はものすごい田舎で、




そこで育ち、


そこでサッカーを始める子供こそいれど、



地元の中学校にはサッカー部はない。



たいていの子は中学で野球部やその他の運動部に所属せざるを得ない。




そういう環境もあって、僕みたいにどこかの下部組織やクラブチームに入らない限りは、なかなかサッカーを続けていくことは難しい。



かと言って、



200人に1人くらいしか合格できないJの下部組織に入るのは、そう簡単なことではなく、この地元で育った人間が、サッカーをずっと続けること自体、すごいことである。




僕の知る中で、たった1人だけそういう男がいる。




彼の兄は、自分の同級生。


今は俳優として頑張っている。

はず・・・。笑




そして、彼は僕の妹の同級生。笑




兄弟ぐるみで昔から仲はいいんですが・・・。




彼は、 常総アイデンティ という、地元ではそれなりに有名で、サッカー少年が目指すクラブチームに入り、中学時代は3年間プレーした。




その後、進学した高校は地元の高校。




そこのサッカー部に入部。




しかし、




そこの高校は剣道部は全国トップレベルではあるのだが、残念ながらサッカー部は県大会にやっと出られるかどうかというところで・・・。




普通に考えれば、高校卒業後にサッカーを続ける者はいない。





が、





彼の凄いところは、それでも一心にサッカー選手になることだけを目指し、ある限りの可能性に賭け、



JAPANサッカーカレッジ



に進学。







彼がそこまで頑張れるのは、サッカー選手を目指し続けるだけの理由も、原動力もあるからこそだろう。





もちろん、彼自身が心の底からサッカーが大好きだというのは言うまでもないが、昔、兄貴がこんなことを言っていた。





(これ、カミングアウトしていいのか?笑)




「俺が何か犠牲にしたり我慢してもなー、あいつにはサッカー頑張ってもらいてーんだよ。」






本気でかっけーって思いました。笑

初めてね。笑



俺が妹にそんなこと思ったことなんか1度もないのに。笑



その兄貴の名は 長江孝泰 (笑)

あ、以前ブログで一度紹介しました!




今、舞台で頑張ってるんで、公演に出たりするときは、ぜひ、応援してやってください^^






そんな家族のサポートも受けて、彼は1年間遠く離れた新潟で頑張りました。






超無名と言っては失礼ですが、そういう高校出身というところを弾き飛ばして、最初からトップチームに帯同しました。



そのトップチームにはかつて自分と年代別代表でチームメイトだった奴もいます。




おそらく、人生で初めてそういうレベルでプレーしたと思います。





そして、今年の1月8日。




留学生としてですが、アルビレックス新潟シンガポールへの帯同が認められ、シンガポールへと旅立ちました。






自分を除いてはたった1人のサッカーを続けてる地元の仲間。




自分にとっても弟分のような気分です。笑




一緒にトレーニングに付き合ってもらった時は、3時間1度もボール触れないのにひたすら1対1したり、


全身つるまで走ったり(自分にとっては普通のメニューでしたが。笑)


体幹メニューで全身つったり・・・。



吐いたり。笑




そんな厳しい自主トレも毎回付き合ってくれました。笑






だいぶ鍛え上げられたと思いますが・・・。笑





だからか、本人も少し自信がついたみたいです。





今では、「邑作くんとあれだけ1対1やったから、もう誰も怖くないんすよー。笑」



なんて言ってます。笑





これからは、堀田君にさらに鍛え上げて頂きます。




堀田君は僕ほど優しくないんで、堀田君に認められるまではかなり大変ですよ。笑





そんな彼の名は 長江悠泰  背番号20



奇しくも、同じ20番になってました。笑

重い番号背負ったなー。笑



http://www.albirex.com.sg/index.php?option=com_albirex&view=player&Itemid=94&lang=ja




選手プロフィールにいいこと書いてあるんで、ぜひ皆さん応援してやってください!!





これからが本当の勝負で、



プロ として 契約 を勝ち取るにはまだまだまだやらなければいけないことはたくさんある。



立ちはだかる壁も多い。




やっぱり、プロと学生ではチーム内の格差もかなりあるそうですが、そこは持ち前のサッカーに対する想いと、がむしゃらさで乗り越えて、ぜひチャンスを勝ち取ってもらいたい。