番組放送後、父は永眠しました。
この(10日の)記事下に追記しております。
左・本日の番組テーマの「昭三さん」の娘で
パーソナリティのゆう、右・孫のKenta
”Yu's Time♪”第59回目の放送は、
「昭三さんのMountain Days~”愛宕山”と”御室
88ヶ所”ダブル1000回登拝達成の父~」
というタイトルでお送りしました。
◆放送内容は・・・
「ラジオ観ました!」不思議な声が届くYou Tube
ぜひお楽しみください♪ (You Tube制作:TK)
◆お届けした曲は・・・
・Woman /歌:フランク永井 作詞・作曲:山下達郎
・峠の我が家 /ピアノ:ゆう
・どんなときも /作詞・作曲:槇原敬之
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・オープニング Close to You「遙かなる影」
・BGM My Heart will go on /ピアノ:ゆう
・エンディング Wave「波」/ギター:Taizo
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61歳から登り始め、京都でいちばん高い山「愛宕山」
を69歳で、世界遺産御室仁和寺成就山巡拝コース「
御室88ヶ所」を78歳でダブル1000回登拝達成した父
昭三です。
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・愛宕山頂神社登拝1391回 (2005.10.28達成)
・御室88ヶ所巡拝1000回 (2006.9.25達成 その後も更新)
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幼い孫たちのいる娘夫婦との近くの沢山登山が
昭三さんがが山登りにはまるきっかけとなりました。
沢山への道
愛宕山1000回登拝達成の日には、初めてみんなで
沢山に登った時のように、孫たち家族と一緒に
登りました。幼かった孫たちは、すっかり大きくなり、
肩車をしたあの日は、懐かしい思い出となっていました。
◆"愛宕山とは?
「あたごさん」または「あたごやま」と読みます。
京都市の西北部にあり、高さ924mの京都府で最も
高い山です。
山頂には火伏せの神様として四季を通じてお参りする
人が多い愛宕神社があり、毎年7月31日に行われる
千日詣は特に有名です。
◆御室八十八カ所とは?
正確には「八十八カ所霊場」というそうです。
京都市右京区に所在する世界遺産「御室仁和寺」の北側、
成就山という山に作られています。
距離にして約3キロ、所要時間2時間ほどの巡拝コースです。
弘法大師の生誕地、四国の八十八カ所は有名ですが、御室
八十八カ所はこれを模して各地に作られたものの一つです。
(御室八十八カ所は1874年にできたそうです。)
階段はありますが、死ぬほどきついコースではないので、
小さい子供からお年寄りの方まで幅広く愛されています。
また、京都市内や愛宕山を見渡せるスポットも用意されて
おり、景観や四季折々の自然も楽しめます。
御室88ヶ所のコースの中には、愛宕山を見渡せる
スポットもあります。
番組収録の様子です
若くして結婚した昭三さん・眞喜子さん夫婦の金婚式
のときの写真です。
今回の番組で、フランク永井さんの”Woman"を選曲
することになったのにも、何か「運命」のようなものを
感じました。
人一倍ピュアで、生きるのが下手で、人に誤解される
ことも多かった昭三さんですが、誰よりも家族を愛し、
妻を愛し、家族を守る気持ちが強かったと思います。
もっと早くにこの番組制作をしていたら、お喋りな父、
昭三さんの声をたくさん録音でき、喜んで放送に耳を
傾けてくれていたことでしょう。
遅くはなってしまったけれど、今こうして、今年の父
の日に、皆様に父のことをお話でき、良かったです。
手前味噌ですが、山登りに精魂注いだ父のことを
知っていただけたら幸いです
若さ、命・・・決して「永遠」ではありません。
だからこそ、日々を、「今こうしていること」の愛しさ、
大切さを忘れないで、日々を過ごしていきたいです。
コンサートやライブなどのお知らせ、色々と嬉しく
伺っています。
今はちょっとまめに足を運べる状況ではありませんが、
ご報告は、とても嬉しく胸に留めています。
皆様のますますのご活躍をお祈りしています
さあ、来週の父の日、皆様はどんな風にお過ごし
でしょうか?
それぞれに素敵な時間を過ごしてくださいね
スタジオ入り口で、左・時岡浩二ラジオカフェ新放送局長、
右・町田寿二前放送局長のツーショットです。
ミキサーは、時岡さんでした。
今回もお世話になり、ありがとうございました!
ノーキーさんが描いて下さった愛宕山の絵
・・・以下6/10の記事に追記させていただきます。・・・・・・・・・・・
放送終了後、たくさんのご感想をお届けいただきました。
”Sending my prayers to you and your father.”
こんな皆様のお声が胸に染みています。
ひとつひとつご紹介したい気持ちもしますが、やはり
今回は全て大切にひとりで読み返しています
温かい皆様に改めまして、お礼申し上げますm(_ _)m
「昭三さんのマウンテンデイズ」放送後9日目の
早朝、父 昭三は永眠しました。
自らの生き方を貫き、決して妥協を許さなかった父は、
きっと納得して、今逝くことを決めたのだと思います。
私たちの選んだ在宅介護を、献身的に支えて下さった
お医者様や看護師さん。
尊いそのお姿に涙が溢れました。
感謝してもしきれません。
見事な生き様で、生き抜いた父。
短い間の介護でしたが、ゆっくりと大切な時間を
過ごさせてくれました。
毎年父の日やお誕生日に炊いていたお赤飯を、おととい
の父の日にも届けました。
最後になることを覚悟していました。
「誠に美味やなあ~。」
たったひと口だけ食べられた父は、こう言ってくれました。
「良き人ばっかりや。」
病床で、こうもつぶやいていました。
父が半世紀以上生き抜いてきた地元の川には、今年も
またたくさんの蛍が飛んでいます。
そんな季節に旅立つ父のことを
「本当に幸せな人」
だという母。
在宅介護を決意した瞬間から旅立ちの日までひと月、
驚くほどたくさんの素晴らしい方々が、私たちのために
動き、このような方々が存在されていることに気づかせ
て下さいました。
家族を思う父が、皆様を呼び集めてくれたような気が
しています。
旅立ちのタイミングも、私たち家族のことを気遣って
くれたかのように見事なものでした。
万感の思いをこめて・・・
こうして放送できたことに
父の旅立ちまでの日々を支えて下さった全ての方に
感謝します。
本当にありがとうございました。
お通夜のあと、Kentaがくれたメールです。
「昨日今日とほんとにバタバタとお疲れさま。
ほんとに急なことで、みんな大変やけど、今日
出会った人達もほんとに良い感じの人達でこれも
じいちゃんが今まで真面目に頑張ってきはった
ご褒美かなと思います。
明日でお別れなのはやっぱり寂しいけど、今までの
ありがとうの気持ちを込めて明るく送り出してあげ
たいね。今日も一日ほんとにお疲れさま。
ではまた明日。お休みなさい。
追伸 さっき川を見たら、たくさんの蛍がきれいに
飛んでました。これもじいちゃんの粋な計らいかな。」