あけまして おめでとうございます!
2017年正月。
実家の新潟には帰らず、東京でのんびり過ごした三が日でした。
元旦は、いちおう御節とお雑煮を作って、自宅でのんびり。
久しぶりに、日本酒宅呑みでほろ酔い。。
二日目は、長い付き合いの友人と近所をぶらぶら散歩。そこからお宅におじゃまして、お手製のカレー(ものすごく美味しい!)と自家焙煎豆のコーヒー(こちらも旨い!)をいただき、もうすぐ夜が明けちゃうよ〜という時間まで語らいました。
まずは、日本橋三越本店で開催の「彦十蒔絵 若宮隆志展 ー鏡花の闇に迷うー」へ。
彦十蒔絵の棟梁である若宮隆志さんが、泉鏡花の作品をテーマにした挿絵を盃や棗、硯箱などに蒔絵で表現するというもの。
いやぁ、蒔絵の美しさって、ほんとにため息が出ちゃうんだよなぁ。
そして、今日拝見した作品はそれに加え、鏡花の書いたストーリーが、漆器がもつ形や風合いと挿絵のデザインによって、実に巧みに表現されてる。
とくに棗とか箱ものなんてね、蓋をあけると、ぱぁっともう一つの世界が現れて、その瞬間はもう、むふんっと興奮しちゃうのです。
挿絵は数名の作家さんが描いてるんだけど、その中でも私がとくに心惹かれたのは、中川学さん。グラフィカルな構図と色の組み合わせなんかが素敵なんだけど、それが蒔絵という昔からある手法と出会ったら、どこかしっとりとした趣きを作品に与えてしまう…。
思わず、中川さんが挿絵を描いてる鏡花の絵本を買ってしまったよ。
(蒔絵作品はもちろん素敵だけど、とても手が出ない…)
それにしても、こういう機会に素敵な作家さんたちと出逢えるのって、ほんとうれしいなぁ。
さて、展示場をあとにし、百貨店ならではのミニギャラリーをさっとまわって次の目的地へ移動!
次の百貨店は松屋銀座。特別展「白洲正子ときもの」へ。
正子さんにはもうずっと前から興味があって、知れば知るほど、人としての厚みを感じるんだよね。
独自のセンスで様々なものに「美」を見出す正子さんには、もう彼女の随筆などでしか会えないけど、そのひとつひとつに強くうなづき共感してしまうのです。
今回のテーマは「きもの」。やっぱり素敵な着こなしだなぁ。
普段着にもしてたから、展示では豪華なものから素朴な装いのものまであって、なかなか見応えがありました。
あと、次郎さんのコーナーも面白かった!
戦後に吉田茂の側近として日本のために奔走し、紳士道=プリンシプルを貫いて生きた白洲次郎。正子さんの旦那さんですね。
実際に着てたという裏が虎模様の羽織。なんだか次郎さんがそこにいるようで、ちょっとドキドキしてしまった。
そして、やっぱりあったよ能楽関連。
少しだけど装束や面、謡本なんかも展示されてます。
それにしても、正子さんに興味をもったタイミングがいつだったか、未だに思い出せないんだよな…。
能楽の流れだったか、次郎さんを知ったときだったか、陶芸だったか西行だったか…。
もしかしたら、幾つか同時だったかも…。
ま、いっか。
とにかく、三が日をとても良い気持ちで締めくくれたわけです!
明日からまた社会の波を泳ぐ時間が始まります。
さあ、楽しくいこう!



