ネペンテス・フスカ | 基本的には見た目が変な植物が好きです。

基本的には見た目が変な植物が好きです。

食虫植物、エアープランツ、多肉植物などの栽培記録みたいなものですね。


食虫植物の『ネペンテス・フスカ』です。

ボルネオ島の高地に自生する中型のネペンテスで、マキシマやエイマエに近縁の種類です。

ピッチャーは全体が赤黒い斑点に覆われた毒々しい色合いで、さして大きくはないですが形状的にはマキシマを細長くしたような感じでしょうか。

スリムな分迫力には欠けますが、カラフルな色合いとオーバーハング気味に反り返った襟がかっこいいネペンテスですね。

アッパーピッチャーになると模様が薄くなったり完全に無地になったりしますが、形はさらに細長く漏斗型になりシンプルながら面白い形になります。

マキシマに近縁なので栽培もわりと容易で、高地性ネペンテスの中では育てやすい方だと思いますね。



開口部の寄り。
オーバーハングした口がかっこいいです。




正面から。

横顔のほうがかっこいいですね。



夏場はさすがにピッチャーが着かなくなりますが株自体の成長にはさして変化はないので、特に難しいという感じもしません。

自生地ではジメジメした林床から陽当たりいい崖地や草地など様々な環境に生えるようなので、そもそもが適応力の高い種類なんだと思いますね。

ただし半着生種なので根部の過湿には弱く、なるべく水捌けのいいコンポストを使い鉢内の通気を良くすることが大切です。

成長してアッパーピッチャーを着けるようになると茎がツル状に徒長するようですが、成長速度が遅いのでしばらくはこのような微妙な伸び方のままだと思いますね。

個人的にはアッパーのデザインのほうが好きなので早く大きくなってほしいものですが、設備のない我が家の環境ではいつのことになるやら。。

大きくなったり小さくなったり、やはり家みたいな不安定な環境下ではなかなか思うように育ってくれませんね。

まぁ何の設備もない我が家ですので、枯れずに育ってくれるだけでも十分満足ですけど。

というのはやっぱり嘘で、どうせ育てるならちゃんと大きくしたいなぁってのが本心です。

ちなみにこちら、ネットの画像でフスカのアッパー。

これを目指して頑張ります。