今日は、

孤独の誘惑

について書きました。

 

問題解決法ではない孤独ですが、

感じた時にどのようにとらえると

生きるのに役に立つのかを

感じていただけたらうれしいです。

 

目次

・孤独の始まりは、社会

・社会は個人で形成されている

・問題とは、すべて対人関係の問題

・孤独とは、ただの状態

・相手とどんな関係になりたいのかを見極める

・孤独の誘惑を整理する

 

■孤独の始まりは、社会

孤独の始まりは、社会です。

 

社会があるから、孤独があるのです。

 

最初に社会があり、

次に孤独があるのです。

 

それは、人が生まれるのは、

必ず社会の中、

ということからも明白です。

 

なお、社会とは

人の集まりのことです。

 

 

つまり、

孤独を感じられるのは、

社会の中にいるからです。

 

孤独を感じるとき、

同時に社会も感じているのです。

 

 

「一人になりたい」などと

孤独が欲しくなったときは、

それは社会が多すぎて、

孤独が少なすぎるとき、

ということです。

 

バランスが偏っているのです。

 

社会の中にいることも、

孤独でいることも、

とくに問題とならないときは、

バランスが偏っていないときです。

 

つまり、

社会に偏りすぎていると

孤独に魅力を感じるようになるのです。

 

そしてそれは、

何もおかしいことではなく

ごく自然なことなのです。

 

■社会は、個人で形成されている

社会は個人で形成されています。

 

個人がなければ

社会はないのです。

 

しかし、

ただ個人と個人が居れば

社会となるわけではなく、

個人と個人が関係することで

社会が形成されます。

 

すなわち社会とは、

個人と個人の間にあるもの、

と見ることもできます。

 

いろんな個人が

他のいろんな個人と関係することで

社会が立ち上がっていくのです。

 

■問題とは、すべて対人関係の問題

人が問題を感じるのは、

すべて個人と個人の間に感じます。

 

もし社会がなければ

問題とは欲を満たす方法としての

「何をしたらうまくいくのか」

だけを指すこととなります。

 

しかし人は、

「どうしたら他者によく見られるのか」

「どうしたら喜んでもらえるのか」

「どうしたら話を聞いてもらえるのか」

「どうしたら放っておいてもらえるのか」

などと相手がいる前提で考えます。

 

それは社会がなければ

そのように思うことが

ないことばかりです。

 

それは個人の基礎に

社会があるからです。

 

つまりは、

人が抱える問題は、

すべて個人と個人の関係、

すなわち、対人関係の問題なのです。

 

■孤独とは、ただの状態

孤独とは、ただの状態であり、

問題解決する方法ではありません。

 

問題を抱えて、

疲れると孤独になりたくなります。

 

それは、

対人関係を休みたくなった、

といえる状況です。

 

しかし、

問題の責任を引き受けることを

避けたくなったときも、

孤独になりたくなったりします。

 

それは対人関係過多であり

孤独が少ないから

孤独が欲しくなっているわけです。

 

決して、

孤独になればその問題が

解決するわけではありません。

 

孤独になるということは、

問題を先送りにしている

ということなのです。

 

■相手とどんな関係になりたいのかを見極める

問題を感じて孤独になることが

すべてにおいて悪いわけではありません。

 

社会が多すぎて

孤独が不足しているから

孤独が欲しくなったたけで、

まずはそんな自分を

そのままぜんぶ肯定することです。

 

次にその相手と自分は

これからどんな関係になりたいのかを

まっすぐ確認します。

 

良好な関係にしていきたいのなら

孤独になってもそれは叶わないと

よくわかります。

 

この場合の孤独は

休み時間となるでしょう。

 

しかしそんなに良好な関係に

ならなくても良いと感じる相手なら、

そこでの孤独は

「適切な撤退」となるでしょう。

 

もちろん、その相手とも

良好な関係を築いていこうとするのは

感じるしあわせを増やす活動にはなります。

 

しかし、

そのために自分が重要だと感じる相手、

例えば自分の配偶者や

子どもなどとの関係を

放り出してまでその活動をするのは、

高すぎる理想といえます。

 

まずは自分が良好な対人関係を

築きくべきと思う相手との関係に

力をそそぐことです。

 

■孤独の誘惑を整理する

孤独の誘惑を感じたら、

その時点で自分を整理することです。

 

孤独になりたい、と

感じる感情にも

目的があります。

 

その目的を詳しく見るのです。

 

ただし、

見たいように見るのではなくて

ありのままの目的を見ます。

 

休み時間か、

適切な撤退か、などです。

 

もちろん、

孤独は問題解決の方法ではない、

という前提で。

 

 

 

 

 

 

お読みいただき、

ありがとうございます。

 

プロコーチ11年目、常楽でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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