「自由を大切にし、自律的に判断し、責任のある行動をすること」

①自由と責任のある行動は矛盾する?

責任のある行動の目的には必ず他人が存在する。自由な行動には、他人が存在する場合もあるし、しない場合もある。自由だけでは、責任のある行動につながらないので、自律的な判断をすることで、自由を大切にしつつ、責任のある行動が実現する。矛盾はしないが、両立のためには、自律が必要ということだ。

②自由と自律は矛盾する?

自由には他人が存在しない場合がある。つまり、他人に迷惑をかけるのも自由だ。責任のある行動とは何か。他人にも認めてもらえる行動である。他人にも認めてもらえる行動をすることで、自分の自由が認められるということだ。人間は一人では生きていけない以上、無条件な自由は存在しない。だけど、本質的には自由でありたい存在だ。自由であるために自律する。だから、矛盾はしない。

③自由であることが目的か、生きることが目的か

自由であるときに人間は輝く。人間は自由な存在だ。されど、生きていくためには、自律が必要。生きるための必要条件としての責任のある行動、十分条件としての自由。生き生きと生きるということ?

④自由な人間と献身的な人間、どちらが輝いている?

説得力があるのは献身的な人間。魅力があるのは自由な人間。自由で、献身的な人は、すごい人。献身的な人間ばかりそろった方が、戦争では勝つかもしれない。だが、自由な人間がそろっている方が、幸せなように感じる。この優先順位はつけにくい。自由主義か社会主義かということ?

⑤自由を選ぶ

確かに献身は必要。だが、献身とは何か、基準が人それぞれ。人によって異なるため、献身の基準を誰かが決めるということになる。自分は自由を選ぶ。そして、より自分が自由になるために、献身であり、責任のある行動が必要になる。そのバランスを考えるには自律的な判断が必要。外堀を埋めてから、自分の自由を確保する。自分の自由のためにも、責任を理解する必要があるということ。