前回、ボディ関係の加工作業はこれで終了ですと宣言しましたが、TOMIIXの新製品である「国鉄 117-100系近郊電車(新快速)セット」(品番98745)でのエラー判明から、私も列車無線アンテナ(以下、アンテナと略記)の形状を間違えていたことが判明しました。忘れる前に修正作業を行うことにしました。

 

前回、クハ116-200番台(左)とクハ117-0番台(右)に台座付きのアンテナを装着しましたが、実車の一段下降窓の100番台/200番台には、台座がないタイプのアンテナが装着されていたことが明確になりました。加工時に参考にした次の写真を良く見れば判ったのですが、同じ形状のアンテナだとの思い込みから間違いに気付きませんでした。

 

 

再掲になりますが、2011.12.6 熱田駅で撮影したJR東海のクハ116-200番台(左)とクハ117-0番台(右)です。アンテナの取付位置が異なる以外に、台座有無の相違がありました。一段下降窓の車両(左)では、台座のないアンテナが搭載されています。

 

同日・同駅で撮影した別の編成で、クハ117-100番台(左)とクハ116-0番台(右)です。一段下降窓の車両(左)では、やはり台座のないアンテナが搭載されています。100番台のアンテナの位置が明確に判るようにと、アンテナを中央にして撮影したこと迄は覚えていますが、台座のないタイプだったことはすっかり忘れていました。

 

一段下降窓になる車両のみ、アンテナ変更の再加工を行います。

新たなアンテナは、手元にあった「クハ205 屋根機器」(品番Z04-1615)のパーツで、右から2番目の物を使用します。取付脚の寸法はφ0.8mmです。

 

クハ116-200番台の屋根板です。屋根端から4mmの位置は変わりませんが、台座付アンテナの取付穴(φ0.6が2個)をランナー引延し線で埋めてから、センターライン上に新たにφ0.8mmの取付穴を開け、ドリル刃を斜めにしてザグることで僅かに穴径を拡大しておきました。(埋めた穴の塗装が未完です)

 

アンテナの取付脚が長く、先端がボディの天井に当たりますので、天井にφ1.5mmの逃げ穴を開けておきました。

 

アンテナを変更したクハ116-200番台(左)と、再加工の不要なクハ117-0番台(右)です。

 

加工中の編成とは別に、KATO製の「117系(JR東海色)4両セット」(品番10-180)でも、以前にクハ117-100番台へ加工した車両(左側)があり、同様にアンテナ形状と取付位置を正しい状態に修正しておきました。

 

本稿本来のボディ関係の加工作業は、前回に既に終了宣言をしていながら、思い込みと確認不足から思わぬ手戻り作業をする羽目になりました。(続く)

 

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