先日上京した際に、秋葉原の鉄道模型店を数店巡って見つけたKATOのASSYパーツを購入して来ました。

 

左から単品用クリアケース、スハ25-302のボディ・床下セットと台車(TR217)、下段がEC用タイヤ付ギヤ車輪銀短、EC用台車集電板です。この状態のままでキャリーケースに放り込んで持ち帰ると、車両が破損するのは確実です。

 

車両は宿泊先で組み立ててから、別店で購入した中古プラケース(100円)に入れた状態で持ち帰ることにしました。この車両(スハ25-300番台)は、1989年~2005年に24系25形寝台特急の「瀬戸」と「あさかぜ」で使用されたラウンジカー兼、パンタグラフ付の電源車(架線から集電した直流1500Vを、車内搭載のSIVでサービス用交流電源に変換)です。「瀬戸」と「あさかぜ」は、全線直流電化区間を走行しており、ディーゼル発電機で発電するカニ24の代りに用いられました。

 

無事に自宅へ持ち帰ってから、手持ちのパンタグラフを搭載して完成です。方向幕には「特急/瀬戸 高松」が表示されています。

 

2パンタ搭載のラウンジ客車ということで、独特の雰囲気が漂っています。

屋根上の鳥瞰です。クーラー形状はオハ12からの改造の名残りで、中央の円盤は衛星放送の受信アンテナ、その右手の細いアンテナは自動車電話(公衆無線電話)の無線アンテナの様です。(当時の標準装備)

 

パンタグラフは碍子下がピン状になった4本脚タイプのPS16Cを、取り付ける穴が屋根板に開けてあり、手持ちパーツの都合からEF62用パンタのPS17(集電シューの先端がホーンになっているだけで、他の形状はPS16Cと同等)を装着しています。

 

車内には、左側からデッキ,[脱衣室・シャワー室・水タンク室],ラウンジ,サービスカウンター,[SIV機器室](側板に通風グリルあり),自販機コーナーが配置され、これらが再現されています。

 

床下には変圧器・抵抗器などの電源関連機器が搭載され、オハネ25等よりも多くの機器が並んでいます。

 

この製品は、2018年6月に発売された24系25形寝台特急「瀬戸・あさかぜ」 7両基本セット(10-1484)の構成品です。

今回購入したスハ25-302のASSYパーツの内訳です。

・5193-1A 瀬戸ボディ 1,600円(税別)

・5193-1C 瀬戸床下セット 600円(税別)

・5160-1D 台車TR217(スナップオン式) 450円(税別)

 

この3点で支払い1,727円(税込)と、定価2,915円(税込)の40%OFFで購入しました。手持ちパンタ(以前に2基300円で入手)を加えても、中古販売店でバラ売り単品(税別5,000円のプレミヤ価格とか)を購入するよりも、随分安価に新品を入手出来ました。他のパーツは、別車両の性能改善に使用する予定です。