KATO製の313系に始まり、併結相手としてKATO製の211系を改造して211系5000番台を作り始めましたが、顔つきが同じ車両を所有していたことを思い出しました。マイクロエース製の213系5000番台です。
 
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クハ212-5000番台(左)とクモハ213-5000番台(右)です。2扉車の2両編成で1M方式の電車です。
 
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マイクロエース製品の「213系5000番台・登場時 増結2両セット」(品番A2661)で、Mなし編成です。名称からも判る通り「登場時の基本2両セット」(品番A2660:M付)があり、他に「床下グレーの基本2両セット」(品番A2662:M付)、「床下グレーの増結2両セット」(品番A2663:Mなし)もあり、登場時は床下が黒色です。
 
当初は関西本線・名古屋口に投入され、現在はトイレを追加設置して飯田線に転じており、「213系5000番台・飯田線 2両セット」(品番A2664)も1年前に追加発売されていますが、私の物は2007年製の初回製品です。
 
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紙パッケージ入りで、パッケージ裏面には実車の製造経緯等の説明が記載されています。
 
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クモハ213-5002  カプラーは前後ともKATOカプラー密連B(黒)に交換しています。
 
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クハ212-5002 JR化後に製造された車両ですので、JR東海固有のインバータクーラーを搭載しています。
 
 
今回は所有車両を紹介する目的で投稿したのではなく、211系5000番台への改造において搭載するクーラーについて悩む事となり、比較検討が必要になりました。
 
JR東海固有のインバータクーラー(C-AU711)は、以前にKATO製の115系1000番台をJR東海の冷房改造車に改造した際に、TOMIX製の分売パーツ「クーラーC-AU711 (115系用・4個入)」(品番PC-106)を使用しました。
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手前がマイクロ製のクモハ213-5000番台、奥側がTOMIX製クーラーを搭載したKATO製のクモハ115-1000番台です。見て頂きたいのは、同じ形式である筈のクーラーの大きさが異なることです。この写真では長さ方向の違いが明確です。
 
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この写真からは、横幅の違いも判ります。
 
そこで同形クーラーが搭載されたGM製のクモハ211系5000番台用の屋根板を入手し更に比較してみました。
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手前がマイクロエース製、中央がGM製(屋根板を仮置き)、奥側がTOMIX製のクーラー搭載車です。GM製(中央)はマイクロエース製(手前)と、長さは殆ど変りません。
 
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幅についても、GM製はマイクロ製と殆ど同じです。
 
各製品の寸法を車両に搭載した状態で、物差しを当ててざっくりと計測してみました。
長さ方向:MA製 14mm,GM製 14mm,TO製 16.5mm、 幅方向:MA製 9.5mm,GM製 9.5mm,TO製 10.5mm、高さ方向(中央部で屋根面からの高さ):MA製=GM製=TO製 約2.0mm。
以上から、マイクロエース製とGM製はほぼ同一寸法であり、TOMIX製が長さで2.5mm、幅で1.0mmだけ大きいことが判明しました。多数決の結果からは、マイクロエース製・GM製に軍配が上がりますが?
 
次に、クーラーの形式は全く異なりますが、211系5000番台の連結相手となる313系とも比べてみました。
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手前が213系5000番台(MA)、中央が115系1000番台(TO)、奥側が313系2500番台(KA)。313系搭載のクーラー(C-AU714)は意外に大きく、TOMIX製(C-AU711)に近い大きさです。
 
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幅方向も同様に、313系搭載のクーラー(C-AU714)は意外に大きく、TOMIX製(C-AU711)に近い大きさです。
 
冷房能力が同等であれば、同じ位の大きさが必要になろうかと思われます。このことも踏まえ、211系5000番台は313系と併結する目的で改造加工していますので、313系との見た目のバランスから少々強引な展開ですが、TOMIX製のクーラーパーツを搭載することにしました。