KATOの165系は、全面リニューアルされて「伊那」・「こまがね」・「アルプス」として発売されましたが、私は旧製品の165系しか持ち合わせていません。旧製品は、リリースされてから30余年に渡って生産されており、各種のバリエーション製品が存在しますので、その触りをお届けします。

165系の最も標準的な編成は、クモハ165+モハ164+クハ165の3両編成です。

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左側の3両はモハ164が普通屋根の編成、右側の3両はモハ164が低屋根の編成です。
 

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左側3両は、先頭車のヘッドライトがシールドビーム仕様、中間車のパンタ搭載部が普通屋根です。左から、クハ165(品番4277),モハ164(M)(品番4055),クモハ165(品番4278)で単品でも販売。右側3両は、先頭車が大型の原形ヘッドライト、中間車のパンタ搭載部が低屋根です。こちらは低屋根増結セット(品番10-333)で、左からクハ165,モハ164-800番台,クモハ165です。現時点でのリニューアル製品では、原形ヘッドライトのみで、シールドビーム仕様の製品はまだ無いようです。

普通車の中間車には、上記のモハ164以外にパンタグラフのないモハ165も製品化されています。

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モハ165を組み込んだ編成では、両先頭車がクハ165となります。
 

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モハ165(品番4276)で、153系のモハ153に相当し、単品で販売されていました。モハ165を組み込んだ編成は珍しく、リニューアル製品では飯田線・急行「伊那」4両セット(品番10-1335)のみに含まれています。

他にサロ165,サハシ165もありますが、153系製品とボディ・床下を共用しており、殆ど変わらないのでここでは省略します。実車に存在したクハ164、モハ164-500番台、サハ165、サハ164は、KATOの旧製品では製品化されませんでした。

この165系旧製品には、屋根板にバリエーションが存在しています。

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クモハ165の屋根板違い(連結面側デッキ上のベンチレーターの有無)

 

 

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クハ165の屋根板違い(両側デッキ上のベンチレーターの有無)

 

 

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モハ164-0番台の屋根板違い(ベンチレーターの配列が1列と2列、両側デッキ上のベンチレーターの有無、避雷器の位置)

 

 

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モハ164-800番台の屋根板違い(ベンチレーターの配列が1列と2列、両側デッキ上のベンチレーターの有無)

 

 

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モハ165の屋根板違い(両側デッキ上のベンチレーターの有無)

床下機器・台車の色は通常製品では黒色ですが、JR東海仕様6両セット(品番10-451)では灰色(グレー)となっていました。これ以外に、車体の塗装色が異なる製品が多数存在します(→こちら)。リニューアル製品は、現時点では湘南色のみですが、何れ各色のバリエーション製品も登場するものと思われます。