KATO製品の車両用プラケースに入っているインサートシートは深緑色ですが、かつて鮮やかな赤色を使用したものが存在しました。ROUNDHOUSEブランドのインサートシートのえび茶色とも異なる色鮮やかな赤色です。
 

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深緑色と赤色の配色が反転した赤色ベースのインサートシートが使用されています。
 

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端面も同様です。 赤色意匠のタキ3000は、一般製品のタキ3000とも同一の品番(8008)です。
 

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底面も外枠が赤色で統一されています。


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貨車自体は、一般製品(写真は青色/銀色インサートシートのもの)と変わりません。

 

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赤色意匠のタキ3000では、黒色車輪を採用し、タキ13432の標記がされています。同時期生産の一般製品を持ち合わせていないので、KATOの製品カタログで確認してみました。
 

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やはりカタログの一般製品も同じ車番ですので、貨車自体は特製品ではありません。

添付シールに違いがありました。

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上側が赤色意匠(赤箱)に添付されたシール、下側が一般製品に添付されたシールです。赤箱のものは、石油精製・販売会社である「出光興産」の限定特製シールであることが判ります。

赤箱とは、10数年前に出光興産が、同社クレジットカードの新規加入者に対して、景品として配布された販促用・特別製品(非売品)だったのです。流通数量が限られることから、コレクターズアイテムとなっているようです。