先日、「KATO 西武鉄道701系(非冷房) 4両基本セット」について概要を投稿しましたが、少し補足と残作業を終えましたので追加で投稿します。

手持ちの鉄コレ版の西武赤電と色あいの比較をするのを忘れていました。

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左側から、鉄コレの451系・571系・551系・601系、右端がKATOの701系の赤電・非冷房車群です。以前にKATOから発売された101系初期形の赤電塗装は、なぜか赤色が鮮やか過ぎる感じがしましたが、今回発売された701系では落ち着いた赤色となり、実車の感じが非常によく再現されているように思います。

鉄コレも発売される度に色あいが異なるので、単純に比較は出来ませんが、取敢えず並べてみます。
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鉄コレ451系の赤色は紫色掛かった少し暗めの色彩で、701系とは差があり少し違和感が残ります。
 
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鉄コレ571系は逆に少し明るい赤色で、451系ほどの差異感はありません。(571系の台車は本来FS40ですが、代用のTR11で撮影しています)
 
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鉄コレ551系は701系と非常に近い色合の塗装で、相互に連結しても相性は良い感じです。
 
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鉄コレ601系(クハ1650形)は、ひとつ前の551系とのセット商品ですので、こちらも相性は良好です。
 
何れにせよ、鉄コレの赤電各車は、701系と混結しても走行すれば問題にならない色合いでしょう。なお、311系・351系は持ち合わせておりませんので、確認しておりません。


次に、先回の最後に中断した701系に無線アンテナを装着する件が、未達の宿題になっていました。
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KATOのASSYパーツ 「西武E851 アンテナ」(品番Z03-0334)です。取付脚は長角型をしており、長い方の辺が約1.2mm、短い方の辺が約1mmで、円柱形のアンテナ台座の直径がφ1.5です。取付穴を丸穴にするのであれば、計算する迄もなく、写真で見て判る通り、取付脚の斜辺の長さは台座の直径と同じ1.5mmです。取付穴としてφ1.6位の穴を開ける必要がありますが、この径の穴では台座まで沈んでしまいます。従って、角穴を開けるか、取付脚を削るしか方法はありません。取付脚をカッターナイフで加工を試みましたが、非常に難しくて脚がもぎ取れてしまい、やすり掛けで細くすることも困難でした。角穴を開ける決断をしました。
 
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アンテナは、先頭部の赤色屋根の部分に搭載するのが正解と判明し、灰色屋根との境界から前方1.5mmの所に新たな取付穴を開けることにしました。灰色の屋根板に誤って開けたφ0.6の穴を車両センターラインのガイドとして、φ0.4で下穴を開け、φ0.6-φ0.8-φ1.0と、少しづつ拡大しました。
 
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横長の角穴になるよう、カッターナイフで切り込んで少しずつ広げました。一寸、汚い加工穴ですね。角型の精密ヤスリだと、綺麗に穴加工が出来るのですが、精密ヤスリの先端を折損しており、今回は使用することができませんでした。そのため、この角穴加工作業には時間が結構掛かりました。
 
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取敢えず、1両だけ無線アンテナの取付が完了しました。
 
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綺麗に取り付いています。念のため、車内側からゴム系の透明ボンドで固定しておきました。
灰色屋根に誤って開けたφ0.6穴は、KATOの電柱キットの不要枝部分(ランナー)を熱で引き延ばし、穴に挿し込んで車内側から接着して塞いでいます。
 
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これならば、遜色ない出来上がりです。(自己満足ですが)

残るもう1両も同様に加工すると共に、鉄コレにも無線アンテナを取付けたいと思います。
先ずは、角形の精密ヤスリを購入するのが先決です。 (完)
 
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