能勢電鉄5100系は、阪急電車からの移籍に先立ち阪神尼崎の阪神車両メンテナンスに入場してワンマン改造を施工されました。その際、往復とも阪神電鉄本線を走行して話題となったことも記憶に新しいところです。

今年の3月16日から能勢電鉄で営業運転に投入されています。

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5136F  2015年5月10日 山下駅

 

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5686車内のPRポスターには、「のせでんに オールド・ルーキー、来る」。

 

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先頭の5136車内に貼られた「阪神車両メンテナンス」の改造銘板。


この車両の新製はアルナ工機で昭和47年(1972年)と既に40年以上も経っていますが、元気に第二の職場に移ってきました。団塊世代の方が退職されて、第二の人生を元気に歩まれているのと同じ感覚ですね。能勢電鉄では「オールド・ルーキー」と呼んでPRされていましたが、絶妙なニックネームに感心しきり!

能勢電鉄での使用開始に先立ち、前日の3月15日に導入イベントが開催されました。
同社の広報 「能勢電鉄 5100系車両 営業運転の開始日 及び 導入イベントの開催について」 に詳細あり。
私も試乗会に申込みましたが、抽選で外れてしまい当日は現地に出向いておりません。イベント当日の状況については、多くのファンの方々がブログにアップされていましたが、あまり見掛けなかった話題(見落としているだけかも知れませんが・・・)を、ちょっぴりアップします。

川西能勢口駅の能勢電ホームで、神主さんによる御祓いと巫女さんの御神楽が奉納されたそうです。神主さんは、妙見口駅の地元にある吉川八幡神社の宮司さんです。ここ迄は、広報にも掲載されてますね。神職として大変熱心に活動されており、実は音楽大学の先生、ミュージシャン、更に鉄道ファンだそうです。

後日、能勢電鉄主催の「のせでんハイキング」で吉川八幡神社を巡るコースに参加した際、その宮司さんから、お札を授かる機会に恵まれました。

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1500系(1700系?)をデザインしたお札もありましたが、5100系を選びました。
 

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沿線の光風台・ときわ台・妙見口の各駅は大阪府豊能郡豊能町にあり、豊能町の住民向け広報誌「とよの」の4月号の表紙には、「能勢電鉄に5100系車両がデビューしました。」のキャッチコピーと共に妙見口駅に到着したイベント列車(5136)の写真が掲載されています!

さすがにこの情報までは、投稿されていなかったのではと・・・。

今では通勤電車に冷房は当たり前ですが、阪急電車に5100系が投入された昭和47年当時は殆どが非冷房で、冷房の付いた新車5100系が京都線に投入され、真夏の帰りの通勤時にたまたま乗り合わせた日には、本当にホッと一息つけたことを懐かしく想い出します。