9月13日の金曜日にジェイソンのごとく襲い掛かってきた衝撃の悪夢。
急性前骨髄球性白血病と診断されて生活は一変しました。
当日に先生から今後の治療方針について説明がありました。
曰く、
・ まずはこの急性前骨髄球性白血病に効くATRA療法というものを試していく。これは投薬のみで手術などはしない
・ もし白血球が上がってくるようなことがあれば、抗がん剤治療を開始する
・ 抗がん剤を使う場合は2種類の薬を使うが、片方は1週間、もう一つは3~5日の使用になる
・ 白血球が減ってきたら無菌室に移動し、白血球の回復を待つ
・ サイクルとしてはこの抗がん剤で1週間、そこから2週間ほどは待って、4週目~の回復を待つイメージ
・ この後でまずは血液学的寛解を目指す
・ その後、同じように化学療法などを使い再発防止を目指した地固め療法を行うことで分子学的完全寛解を目指す
・ 一通りのサイクルが終わるまでにおおよそ半年ほどはかかる
血液学的寛解と分子学的寛解については、下の図が分かりやすいと思うので参考までに。
(参照:国立がん研究センター様。https://ganjoho.jp/public/cancer/AML/treatment_option.html)
といったような説明だったかと思います。
なるほど、いきなり抗がん剤をやると思っていたらそうではないのねーとこの時はゆるく考えていました。
しかし、日帰り手術だの入院日数は少ないだのといったCMがバンバン流れるこのご時世
まさか半年ほどの入院を経験するようになるとは夢にも思いませんでした。
家族が帰った後で、取り急ぎ連絡が止まっていた会社へのメールです。
上司やチームメンバーに、少なくとも半年程度は入院を余儀なくされるということと、病名の開示。
これは人によるかもしれませんが病名を隠してしまうと何かと邪推されることもあったり、周りが余計に心配になったりとすることがあるかと思い、隠す意味も個人的にはないなーと(それが理由で職場で不当な扱いを受けるはずもないという信頼ももちろんあるので)いうことで開示しました。
会社のパソコンは持って帰ってきていますし、普段から自宅などから作業することもあったので
いつでも遠隔で引き継ぎはしますということを告げてこの日は終了。
まあ、投薬だけなら~という甘い希望は早々に打ち砕かれるのですが、それはおいおい。