藍・紅花とともに日本三大色素の一つである紫根（シコン）。
紫草（ムラサキ）の根から、高貴な色とされる紫色が現れます。
紫はわたしたちの精神性とも深く響き合う色。
夏の終わりに、出雲で紫根について学ぶ素晴らしい会が開催されます。
〜伝承・未来へつなぐ出雲根紫Izumo Murasaki〜
↑ちょっと字がちっちゃくてすみません💦
拡大してご覧ください。
古代より、高貴な身分の人のみ着用を許されていた「紫色」を染める植物、紫根・シコン。
『出雲国風土記』記載植物であり、現代では絶滅危惧種でもあります。
島根県雲南市で20年以上前から、研究を重ねて紫根を栽培されている舟木木工所代表の舟木清さん、
そしてその紫根の生命を絹糸にうつして美しい作品を生み出していらっしゃる染織家の矢野まり子さんが、素晴らしい会を開催されます。
【出雲根紫いずもむらさき】を歴史的背景、染料・染色、薬草の魅力の視点から、
各界を代表する先生方がお話しをされる大変貴重な機会です。
私たちの祖先が長い時間のなかで大切にしてきた「紫」という存在に、深く出会う時間となるのではないでしょうか。
わたしは古代出雲薬草探究会として「出雲根紫」を使ったリップクリームづくりを担当させていただきます。
8/31(土)10：00～11：30、9/2(月)10：00～11：30の2回あります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
【日時】8/31(土)〜9/2(月) 9：30〜16：30
【会場】出雲大社北島國造館 亀山会館
【参加費】講演会各回1,500円、ワークショップ3,500円
講演会以外の時間は、入場無料で展示をご覧いただけます。
【お申込み】
【お問合せ】
古代出雲根紫研究会
izumomurasaki@gmail.com
実際の紫根をみると、その生命力の存在感にドキドキします。
当日は紫根の展示もありますよ～
昨夏、舟木さんの工房にお邪魔した時の写真。
25年にわたって、紫根栽培を研究されています。
また舟木木工代表、組子細工の現代の名工として、長年にわたり日本の伝統工芸を守り伝えていらっしゃいます。
染色家の矢野さんの工房。
すべて草木染で染められた美しい絹糸たち。
その絹糸から織り上げられる美しい着物や帯。
精魂込めたお仕事に感動します。。
出雲根紫でそめた絹糸。
さまざま紫色に染め分けられています。
お二人が大切に育まれてきた「出雲根紫」を、多くの方に知っていただき、これからも大切に受け継がれていく道筋になりますように。
今回の会はその願いも込められています。
そして、京都、東京、地元出雲から素晴らしい先生方がお集まりになります。
ご縁あってお手伝いできることを、とてもうれしくありがたく感じています。
これは、この冬に開催した出雲根紫を使ったリップクリームづくりワークショップの様子です。
紫根の色を抽出して、美しい赤色に。
くちびるにのせると、ほんのりピンク色の光をまとう感じになりますよ。
ぜひ紫根のエネルギーにふれてみてくださいね。
どうぞお楽しみに♡
わたしは3日間、会場にいますのでぜひお会いしましょう～
皆様のご参加、心よりお待ちしています。
会場の出雲大社北島國造館・亀山会館からは、
医薬の神様・少彦名命スクナヒコナノミコトをお祀りする天神社がみえます。
今年の春、ちょっと不思議な光にであって…
勾玉みたいな虹色の光。