ゆるくらすひと。香織です。

 

とっても大げさな題名から始まりますが・・・

ただいま、新年度の小学校提出資料を書き終わったところ!

桜と同じく、春の定番〜(笑)

 

や〜。

 

今回ね。

初めましての書類があって。

 

”エピペン”使用提出書。

 

エピペンというのは、アレルギーの中でも重い症状の、アナフィラキシー持ちの方々が常備するとっても強い薬です。

アドレナリンなんだって。

※Wikipedia →エピペン

 

書類には、過去にどんな症状が起きたのか。

どんな時にこれを使用するのか。

 

書くところがあって。

 

 

書いてたら、もう、胃が痛い訳です。

やっぱり想像しちゃうのね。

そうなった時のことを。

 

 

心臓に悪い・・・。

 

 

長女は2歳の時にピーナツを食べてアナフィラキシーショックを起こしたことがあります。

それ以来、一度も症状が出たことはありません。

 

でもあの時のことはよく覚えていて。

 

朝食でパパのピーナツバター付きのパンを少し分けてもらった15~20分くらいあと。

呼吸が苦しそうで、ゼーゼーいっているのです。

 

慌てて近くのかかりつけの小児科に駆け込んですぐに症状を伝えたけれど、

重い症状だとは判断されず、喘息発作的な処置のみ。

そのあと薬を処方されたけれど、薬も混んでいてなかなか受け取れない。

 

娘は衰弱していて、とても苦しそう。

 

やっと処方してもらって、家に着く前にすぐに飲ませました。

そしてその直後に、道でリバース…。

 

病院の先生は重く受け取ってくれなかったけれど、

今思えば、母の勘が働いてたんだな。

 

 

家に連れて帰って病院に連絡すると、近くの大学病院に連絡しておくからすぐ行くようにと。

 

 

診断はアナフィラキシーショック。

 

大学に着く頃には全身に蕁麻疹が広がり、意識は朦朧としてぐったり。

ステロイドを点滴してもらうと、徐々に湿疹はひいていきました。

 

 

こんなに具体的に、あの時のショックを味わうのは久しぶり。

 

あのショックが、その後、私の食事への強いこだわりや、理解してくれない周囲への敵対心とも取れるいらだちに繋がっていたんだなぁ。

 

私は幼稚園でちょっと浮いてたかもしれない。

ちょっとね。

いろんな気持ちがあった。

 

保育園を経て、給食でのやり取りに疲れ、お弁当の幼稚園に移った。

 

行事があるたびに、周りの人たちは娘の多重アレルギー(ピーナツ以外にも卵やエビカニ、当時は大豆やゴマ、ナッツ類すべてだめ)に気を遣ってくれた。

そうしてもらわないと、困る気持ちと。

娘に合わせると他の子供達に我慢させることになるよなぁと申し訳ない気持ち。

 

でも。

申し訳ない気持ちは、あまり言葉に出来なかったような気がする。

 

娘は何も悪くない。

私も何も悪くない。

どうして??

 

 

園ではお弁当のない水曜日がおやつの日で。

先生方は、1年間のおやつのメニューを決める春休みに、わざわざ私も呼んでくれました。

マクロビ的なメニューを色々と提案させてもらって、それを取り入れてくれました。

 

娘がみんなと一緒に食べられるように。

 

あの頃。

嬉しい。ありがたい。

そういう気持ちを感じていた。

 

でもそれ以上に、不安で不安で。

対応してくれることに、ただただ、ほっとした。

 

一緒に考えてくれる。

一緒に育ててくれる。

 

1人で頑張らなくてもいいんだ。

 

そんな安心感をたくさん貰ってた。

 

 

ものっっっすごい一生懸命だったな。

 

頑張ってたな、私。

 

 

大変だったな〜〜〜〜〜〜〜!!

 

 

 

この春。

アレルギーとは、書類上で向き合うもので(笑)

実際にアトピーの症状がひどいのは次女。

これもまた、追体験。

 

あの頃よりもずっと気持ちが楽。

それでも、神経をつかう。

 

 

春に。

長女の幼稚園の同窓会に、ちょっとだけ顔を出しました。

2年間、実は同窓会には行かなかった。

先生には会いに行ってたんだけどね。

 

 

同窓会で。

園長先生が急にこんな話をしてくれた。

 

「あなたには、教えられたわ」

「いまだにアレルギーの子のお母さんたちに話すのよ」

「こんなにおおらかなお母さんがいたのよって」

 

園長先生から見たら、私のアレルギーとの付き合い方は、おおらかだったらしい。

基本的に大雑把な性格です(笑)

 

白砂糖はだめ。

油が多いのも痒くなる。

とか、細々お願いしてたんだけど。

 

いろんな場面で

「ちょっとくらいなら大丈夫です」

ってよく言ってたな(笑)

 

今はちょっとじゃなくなっちゃってるしね〜

もう、好きなもん食べたいし、食べさせたいゲラゲラ

ま、なんでもかんでも食べられるわけじゃないし、暴飲暴食はしてませんけどね。

 

アレルギーは、排毒反応。

病気じゃないよ。

体に必要ないものを外に出す力があるんだよ。

 

マクロビを勉強して。

いろんな方の話を聞いて。

 

たどり着いた答え。

 

 

それでも。

普通の子が羨ましいと思うこともある。

 

 

全ては、自分で選んで生まれてくる。

 

だとしたら。

なんでこんなに苦しくて辛くて、大変なことを選んで生まれてきたのか。

 

本当にそう思う。

 

 

そう思うけど。

 

 

この経験は、私の財産なのかもしれないな。。

 

 

 

いつかアレルギーやアトピーの子を持つお母さんたちに。

何か伝えられることがあるかな。

 

ずっとお話し会をしたいと思ってるんだけども。

 

そんなタイミングが、いつかやってくるかな。

 

 

一生懸命で、苦しい子育て。

1人で背負わないで。

一緒に背負ってくれる人がいたら、いいよね。

 

食べ物のこと。

スキンケアのこと。

気持ちのこと。

 

分かち合えたら、いいよね。

 

 

 

そんな、妄想で終わるウシシ