おばあちゃんとのお別れの続き。
(長文です)
日曜日の夜、新潟でお通夜でした。
新潟駅につくなり、ザバー!!!!
・・・と、笑っちゃうくらいの雨!
私、昔、雨女で有名だったんですけども。
最近はそんなに力を発揮してなかったのにね〜。
車で移動中に弱くなり、飲み物買いに寄ったコンビニで、
またまたザバー!!
・・・ウケるんですけど(笑)
あたしゃ、卑弥呼か。
雨降らせまっせ。
じゃなくって。
うまく泣けなかったから。
天が、盛大に泣いてくれたのかもね。
みんなの分も、まとめて。
新幹線に乗る前。
おばあちゃんの遺体に会うのが辛くて、足取りが重くてね〜。
時間ギリギリになっちゃったんだけど、ぐずぐずしてて(子供じゃなくて私が)。
「シャキッとして。」
と言った夫にブチ切れる。
「なんでおばあちゃんが死んだのに、シャキッとしなきゃいけないの!?」
内心。
新潟着いたら、悲しんでいられないんだから悲しませてよ。
と。
私ね〜。
初孫なんです。
つまりは一番年上なんです。
年齢くっついてるけどね。
「さすが香織ちゃん」て。
親戚の間では、しっかり者で通ってるんです。
いまや、そんなキャラから遠ざかりつつあるんだけど。。
期待に応えたいという気持ちもあるしね。
受付とか。
しっかりお手伝いしてきました。
もういいや、これ。
これで最後にしようっと。
しっかり者の香織ちゃん。
少しは泣いたんだけど。
涙ぐむくらいはいっぱいあったけど。
まだ足りない。
なんだかうまく泣けない。
おばあちゃん。
会いたいよ。
今日ね。
おばあちゃんの笑顔をたくさん思い出したよ。
目に入れても痛くない、孫の私。
長生きしてくれたから、大人になって、誕生日プレゼントを贈ることもできた。
長女が産まれた時の内祝いのお礼に吹き込んであった留守番電話が忘れられない。
「Yちゃんを、素直で明るい子に育ててあげてくださいね」
その通りに育ってるよ。
告別式の日。
新潟から新幹線に乗って帰って。
東京駅までパパに車で迎えに来てもらった。
私はわがままを言って。
「皇居が見たい。」
パパは、皇居の近くをぐるっとドライブしてくれた。
夕日に映えて、綺麗だったなぁ。
そうして夕焼けに包まれるようにして帰ってきて、車を駐車場に停めている時。
ふと後ろを見たら、長女が目にたっくさんの涙を浮かべていた。
慌てて降りて、抱きしめると…。
「おばあちゃん・・・きゅうに、いなくなっちゃった」
しゃくりあげながら。
つっかえつっかえ、言った。
変なタイミングだったけど、なんで泣き出したのか、すぐ分かった。
お通夜の数時間前から。
おばあちゃんの遺体と一緒に行動してた。
火葬場に行って、おばあちゃんは大きな棺から、小さな箱の中に納められて戻ってきた。
あったものが、なくなった。
長女には、そう感じられた。
あんな風に泣けるなんて、いい感性してる。
「おばあちゃんのたましいは、星になったんだよ」
娘の通っていたシュタイナー系の幼稚園では、死を、そう子供達に語っていた。
久しぶりのセリフ。
優しい言葉。
次の日からはもう、ケロッとしてる長女。
私はまだあんな風には泣けていない。
時間をかけて、味わっているんだな〜。