映画をゆるくかたる#4【仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL(略)】(ネタバレなし) | ユルクカタル

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【仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー】

 

新宿バルト9で見てまいりました。

 

【仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー】は、2017年公開の映画作品。監督はTV作品【仮面ライダーエグゼイド】【仮面ライダービルド】でも監督を担当した上堀内佳寿也。本作が映画監督デビュー作となる。脚本は、高橋悠也武藤将吾

 

 

日本がスカイウォールにより三つに分けられた世界で、桐生戦兎仮面ライダービルド)と万丈龍我仮面ライダークローズ)は、本来この世界にいるはずのない敵であるバグスターウイルスの変異体である、ネビュラバグスターと遭遇する。立ち向かう戦兎龍我だったが、謎の男、カイザーの操るエニグマという装置により龍我は、宝生永夢仮面ライダーエグゼイド)のいる平行世界に飛ばされてしまう。カイザーの真の目的はエニグマによる2つの世界の衝突。二つの世界の危機にヒーローが立ち向かう。

 

今作は、【仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー】の名の通り、ビルドエグゼイドのメンバーを中心に描きつつ、そこにオーズフォーゼ鎧武ゴーストら、平成ジェネレーションライダーが次々登場していく。

 

私は、エグゼイドは序盤で脱落し、ビルドは今のところ見ている状態で劇場に行ったが、これに関しては少し後悔した。エグゼイドは完結済み作品のため、本作でネタバレオンパレードとなっていたからだ。残念な気持ちでいっぱいになった。

しかし、それ以上に、

エグゼイドかっこいい!ちゃんと見直そう!

という気になった。ネタバレを見てしまったことは残念だが、本作を見なければ、そもそも見ようとさえ思わなかったわけだから、結果的にはプラスだったと思う。というか思いたい。

 

ストーリー自体は、お祭り作品ながらも、面白くまとまっていた。

その功績は、間違いなく万丈龍我というキャラクターにあると思う。

龍我がもう一つの世界に飛ばされ、先輩ライダーたちと出会い、ヒーローとして、ライダーとしての精神的な成長を描いたことで、単純なお祭り作品にならず物語に深みを与えたと思う。それだけではなく、悩む龍我が平行世界で行動することでレジェンドライダー登場の突飛さも軽減され物語はスムーズに動いていた。

 

レジェンドライダーの活躍は本当に最高だった。本編での設定をなかったことにせず、キャラクターたちの「その後」をしっかりと見ることができたのは本当によかった。

 

フォーゼは、今や大人気俳優となった福士蒼汰が、如月弦太郎として「しっかりと」活躍する。

オーズパートは泣きそうになった。瑛士アンクが再開するのだ。

その再会のシークエンスも、オーズ本編のテーマであった手をのばすことが大きくかかわっており、胸が熱くなるシーンだった。

オーズは、変身に必要なアイテムを失っているので、今作ではどのような方法で変身するのか、また変なオカルトの力で変身したら「本編の感動だいなしだぞ」と心配していたが、全く問題ない!自然な流れで、なおかつ熱い展開で変身までもっていっていた。あっぱれというほかない。とにかく丁寧に練られてつくられたシーンだと思う。

ゴーストは人気キャラクター、御成も登場し物語に花を添えた。

鎧武は、葛葉紘太がおなじみのオレンジダウンベストで復活。他の仕事の影響か、かなりの短髪だったが、しっかりと紘太としてのイメージ通りの活躍してくれた。

 

ライダー作品をずっと見ている人は間違いなく胸が熱くなる一本だと思う。

すべての作品を見ていない人も、レジェンドライダーエグゼイドビルドが活躍するさまは圧巻。見てない作品を見てみたくなるに違いない。

そして、オーズが好きで、オーズに強い思い入れを持っている人。絶対に見た方がいい。今作は、私がタイトルを付けるなら、【劇場版 万丈龍我 ビルド,エグゼイド&オーズWithレジェンドライダー】にしたいくらい、それほど見せ場も多く、丁寧に描かれるのだ!

迷っているなら、黙ってみろ!おすすめです!

 

 

【仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー】・・・・・・・・・・・・・・・☆☆☆☆☆