武術の稽古を過去20年ほどやっています。
老子から武道のABCとは、AはAvoid、BはBehave、CはConquerだと教わりました。
Avoidは避けるという意味で、危険な場所や時間帯を避けて行動するということ。
僕はお酒を飲みませんし、たばこが嫌いなので、夜遅くに酒場に行ったりしません。
夜遅くに電車に乗ることもありません。
Behaveはうまくふるまうという意味で、からまれても言葉たくみに切り抜けることができるということです。
Conquerは征服するという意味です。自分の恐怖心を征服して、家族や自分の身を守るということです。まぁ平和な日本で生活するのであれば、上述のAとBを実践するだけで、武術の技を使用する状況には遭遇しないでしょう。
僕は残りの人生でも、きっと人を殴ったり蹴ったりすることはないと思っています。
そうそう、一度だけ合気柔術系の道場に行く途中の駅のホームで、ある男性がボクシングスタイルで降参スタイルの男性の顔を何度も殴っていました。僕のすぐ目の前です。周りにだれもいません。
1秒ほどで、自分自身あまり何も考えず、殴り続けている男性の襟首をふわっと触って、山なりにさすりました。合気道っぽい技だと思います。相手が吹っ飛ばないように、固いコンクリートにお尻から着地してまるーく転がれるように投げました。無意識でした。
転がしてしまった後、「しまった。どうしよう。この後。。。。この喧嘩とめないと。殴られたらどうしよう。」と思いました。Behaveを使うしかない。。。「もう、やめましょう。落ち着きましょう。」というしかない。。。
相手は、なぜ自分が後方に転がったのか理解できずにいる風で、立ち上がり僕のことは気づかないまま、先ほどまで殴っていた相手に向かっていきました。「あー、また止めなきゃ。完全無視してくれてよかった。」と思った矢先に、両脇に電車が到着してたくさんの乗客が下りてきました。
3人ほどの男性たちが喧嘩を止めに入りはじめました。
僕が転がした相手は、「誰だ!さっき俺を投げたやつは!!」といってキョロキョロしています。こんな至近距離にてい、僕以外いないのに。。。と思いましたが、自分が覚めた目で相手を見ていて、しかも空から鳥瞰しているような感じさえありました。自分を客観視できているんです。だから相手は自分のことにきがつかなかったのかな?まぁ、夢中で相手を殴ろうしていたいたからな。
人だかりができたので、そのまま階段をかけあがりその場をさりました。
落ち着いてから、改めて考えると、おとなしい自分の性格からすると知らない人にあんなことしてしまったのは生れてはじめてです。(道場以外の場所で) 悪意にみちた状態で力でなげていないので、きっと相手は????だったんだと思います。
それでよかったです。
もう二度とこんな状況に会うことはないと思います。奇妙な感覚でした。
さて、こんな感じのゆるい護身術、ならってみませんか?相手を傷つけない系です。
毎週土曜日の夜、江東区・墨田区にある柔道場で稽古しています。
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