ミッション・ピラミッド | ゆるくても儲かるビジネスをつくる ゆるビジ☆

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経営理念・社是・ミッション・ビジョン・経営戦略・戦術・・・・

こういう言葉がいろいろありすぎて、なんだかよく分かりませんよね。



いろいろな定義、解釈がありますが、私なりに整理をしました。

その名も、ミッション・ピラミッド!^^

一つのフレームワークとして、ぜひ自社にあてはめてみてください。



1.ミッション

 似たような言葉に、経営理念、社是、社訓、使命などがあります。

 意味としては『どんな社会を実現するために、

 自社は存在するのか?』ということです。


 ミッションは実現不可能なドでかいこと、

 自分の命の範囲で実現しようとするのではなく、

 その方向に1歩でも世界が進めばいいと思えることです。


 ちなみに当社のミッションは、「中小企業を元気にする」です。

 でも全ての中小企業を当社が元気にする必要はありません。

 1社でも、その1社が1歩でも元気になってくれれば、

 ミッションは達成です。


 社長の好みや感覚よりも、ミッションこそが、

 組織の一番重要な判断基準なのです。


 自分の好み、感覚を手放すと、すごい楽ですよ。^^

 もしかして宗教と同じ感覚なのかもしれません。



2.ビジョン

 意味としては『ミッションを実現するために、

 いつまでにどうなるか?』ということです。


 ミッションを現実のものにするためには、

 ある程度の規模やポジションを獲得しなければなりません。


 つまりビジョンとは成長した姿を現すものです。

 そのためには、数値目標を伴うものがいいでしょう。


 少し感覚的に古いですが『○○年に年商100億円になる!』

 とかは分かりやすいですよね。

 または『~分野でNo.1企業』など、分野、

 エリアを限定してNo.1を目指すのもアリでしょう。


 ビジョンにはマーケティング的ビジョンと

 マネジメント的ビジョン、個人の人生ビジョンがありますが、

 それはまたの機会に。



3.戦 略

 ミッション=何のために、ビジョン=どうなる、を決めたら、

 それを実現するためのビジネスモデルまたはポジショニングが戦略です。

 さらにいいかえれば、儲ける仕組み、とも言えるでしょう。


 例えば、「この3つの戦略を実行すれば、

 ビジョンの実現は間違いない!」

 と言えるならばそれは戦略です。



4.組 織

 『組織は戦略に従う』経営学の超大物、

 アルフレッド・チャンドラーの言葉です。

 戦略を実行するために最適な組織を作ること。


 儲かっていない会社は、先に組織があって、

 その組織にできそうな戦略を取ろうとしますが、

 それでは儲かる訳がありません。


 まず、戦略があり、それを実行する組織があるのです。



5.戦 術

 戦略により組織が作られ戦術が実行されます。

 戦術は目に見える具体的行動と言えるでしょう。


 この戦術レベルのことを称して戦略と

 言ってしまっている会社は少なくありません。


 その時議論している内容が、

 描いたピラミッドの中のどこに位置するのか、

 確認をしましょう。



儲かっている会社にはミッション、ビジョンがなくても構いません。

(もちろん、あった方がいいですが)

戦略と組織があるからです。



でも儲かっていない会社は、

ミッション、ビジョン、戦略がなくて、

あるのは組織と戦術だけです。



儲からない状態になったなら、

なぜ自社は生まれたのかというミッションに立ち返り、

何を目指すのかというビジョン、

それを実現するための戦略という順で再構築をしてゆく必要があります。



【質問】ミッション・ピラミッド、描けましたか?



バシッと描けると、とても気持ちがいいです。^^