お腹に新しい命が宿って、というかまぁ、赤ちゃんを望んだ時からだけど、自然と「自分」のことがどーでもよくなってきた。


どーでもよくなってきた、というのは投げやりな意味ではなくて、自分のことを考えるとき、そこには必ず赤ちゃんの存在があるから、「私は」と言ってもそれが「私」だけではない「赤ちゃん」を指しているような、そんな感覚になったんだよね。


主役が私から、お腹の中の子に移って、私はこの子のために生きるんだと感じるようになった。


自分がやる全てのことがこの子に繋がっているように感じるから、私だけの問題じゃなくて、この子のための私という立場がしっくりくるようになってきた。



20代は、本当に自分のことしか考えてなかったし、自分がどうなるか、どうあるか、どう見えるかとかで頭の中いっぱいだったけど、今はこの子のために命を使うんだって、腹の底から湧き上がってくるから不思議。


もちろん、今も「あー妊娠で太りすぎたらやだな」とか「赤ちゃんできたら本当に寝る間もないし、ギャン泣きだし、しんどそうだな」とか、私自身の小さな不安もあるんだけどね。


全部、受け止めさせて頂きます。
全部、経験させて頂きます。


と、自分の中で覚悟が決まっていくから、妊娠って不思議だ。


今はまだつわりで苦しいけれど、旦那が本当によく助けてくれるから、何も心配していない。


安心して、私は私ができることをがんばれる。


それってすごくすごく幸せでありがたいことだ。


これからも赤ちゃんのことを思いながら過ごす日々。
完璧じゃないけれど、私なりにできること、朗らかに軽やかによく笑いながらできたら、すごく幸せなマタニティライフだと思う。


しばし、最後の旦那と二人の長い時間を満喫しよう。