地面は冷たかった・・・。

 

 

 

 床でよく寝ていました。   うつ症状が激しかった頃に。

 

 自分には布団で寝る価値がないと感じていたからです。   これは思考の問題ではありません。 感覚の問題です。

 

 殺人犯と同じです。 やってしまう者にしかわかりません。 思考の問題ではありません。 感覚の問題です。

 

 

 

 トイレで寝た事も。

 

 深夜にアスファルトで寝た事もありました。   とても、冷たかったです。

 

 

 地面の冷たさを知る自分だからこそ開発できた、珠玉の心理アプローチ術、一矢法。

 

 身体へのアプローチをするメインのメソッドに決して引けを取らないものです。

 

 確かに私が開発したものですが、後になって似たような理論、手法がある事を知りました。

 

 が、私のものの方がより実戦レベルで具体的、且つ重度のうつ病患者でも行えるものです。

 

 

 私が開発するもののモットーは、いつでも、どこでも、だれでも、¥0で出来、副作用なし、やり過ぎOK、万能でその効果は広く全般に応用できる、です。

 

 一矢法もまさにそれで、社会復帰に直結する事はもちろん、仕事、日常生活のレベルを高めていく事のできる術であると自信を持って言えます。

 

 

 

 

 うつ病患者はエネルギーを失った者です。

 

 

 エネルギーには種類があります。

 

 物理的エネルギー、心のエネルギー、霊的、魂的エネルギー。

 

 それぞれの中にまたいくつも種類があります。

 

 

 今回は心理アプローチ術のお話ですから、物理的エネルギー、霊的、魂的エネルギーのお話はしません。

 

 ただ、うつ病を治療するには、しっかりとした休養と、バランス良い栄養のある食事は、当然あるべき前提条件である事だけはお伝えしておきます。

 

 

 心のエネルギーの種類。

 

 愛するエネルギー    怒りのエネルギー    喜びのエネルギー    性のエネルギー    笑いのエネルギー

 

 欲のエネルギー    恋のエネルギー    自信のエネルギー    信頼のエネルギー    好奇心のエネルギー

 

 感動のエネルギー    悲しみのエネルギー    友情のエネルギー

 

 まだまだありそうですが、このぐらいにしておきます。

 

 

 うつ病患者はこれらのエネルギーになる大元の、根本のエネルギーがカラッカラの状態です。

 

 入口、注入口はどこからでもいいのです。  根本エネルギーが復活すればその他のエネルギーも復活します。

 

 ここでは、自分ひとりで出来る心理アプローチ術のお話ですから、この中の3つの入口を使います。

 

 

 

 3つの入口とは上記の中のどれか?

 

 うつ病患者は多くの場合、小さなころから親や社会の重圧によって、他人の ものさし で生きている人です。

 

 なれる自分、なりたい自分ではなく、なれない自分(おりこうさん、マザーテレサ、スーパーマン)になろうとして失敗し続けた結果、

 

 

 

 また出来なかったと自信のエネルギーを失い、

 

 また次も出来ないだろうと自分への信頼のエネルギーを失い、

 

 もう自分に出来る事は何もないと、自分への好奇心のエネルギーを失い続け、

 

 根本のエネルギーまで浸食し、全てのエネルギーがバランス良く⁉枯渇してしまった状態です。

 

 

 そうです。ここでいう3つの入口とは、自分への、

 

 

 自信のエネルギー、信頼のエネルギー、好奇心のエネルギーです。

 

 

 この3つのエネルギーは自家発電です。誰に頼ることもない、内なるエネルギーそのものです。

 

 内なるエネルギーは、自分のものさしで生きるようになると回復します。

 

 自分のものさしで生きるとは、なれる自分になる ということです。

 

 

 

 

 自己啓発の本などでは、ありのままの自分を受け入れましょうとあります。

 

 例えば自分が誰かを憎んでいるのなら、それを操作しようとしないで、ありのままを認めてあげる。

 

 怒っているなら、悲しんでいるなら、そのまま、ありのままを受け入れいれてあげましょう、というものです。

 

 これも非常に大切な概念で、瞑想に通じるものでもあります。

 

 しかし、癒しのエネルギーは得られますが、回復のためのパワフルな概念かというと、半分正解、50点です。

 

 なれる自分になる、これで100点になるのです。

 

 

 なれる自分になる、これは不思議な言葉です。  最強にパワフルな魔法の言葉です。  自分に善なる自己暗示をかけられます。

 

 人間は、矛盾を統合させる事のできる、素晴らしい生き物です。

 

 ありのままの自分を受容する事と、否定する事をバランス良く統合させた概念が、なれる自分になる です。

 

 なれる自分になるとは、ありのままの自分を受け入れた状態で、そこから半歩、一歩、自分が望む方向へ進もうとする事、進む事です。

 

 人間は、現状に満足したいという欲求と、進化したい、進歩したいという、相反する欲求を合わせ持つ生き物です。

 なれる自分になることで、この相反する2つの欲求を同時に満たす事ができるのです。

 

 なれる自分になる、これは宇宙の法則と同じです。

 ありのままの宇宙でいいのなら、宇宙は発展しません。宇宙も進歩しているのです。

 人間は想像主の分身です。   

 なれる自分になる、この行動には見えない力の後押しがあります。

 自力と他力を十字に組む。

 これこそ最強の生き方でありましょう。

 

 

 話が壮大な事になってしまいました。

 

 なれる自分になる、これを積み重ねていく事で、自分への自信、信頼、好奇心、それぞれのエネルギーが回復していきます。

 

 

 なれる自分になる、これには能動的な自分の意志と行動が必要です。

 

 が、内なるエネルギーの回復は自然に行われます。意志も行動も必要ありません。

 

 私は プラス思考になりましょう、ポジティブになりましょう、感謝をしましょう などという、心や思考を操作するような、効率も成功率も低い事は言いません。

 

 肉体と行動だけに意識を向け、その結果としての心と思考を目指します。

 

 ではうつ病患者がその苦しい日常の中で、なれる自分になるにはどうすればいいのか?

 一矢法とは?

 

 次回、詳しくご紹介いたします。