【316/365】noisy minority 声高な少数派
 
 
コロナ禍で亡くなられた志村けんさんは世界的な道化師。クラウンでした。
道化師はグローバル的には社会的なステータスが高く、入国書類の職業欄に
Clown
と書くと、一目置かれるそうです。
「または、何か一発芸をやってみろ」と審査官に言われるそうです。(クラウンKちゃん談)
 
歴史的な道化師の代表格はチャップリンです。
世の中が不寛容に包まれているとき、風刺や道化が社会のビタミンとして必要です。
とは言え、不寛容な社会でしばしば登場するのが、
 
noisy minority
ノイジーマイノリティ

 

です。声高な少数派、通常は悪い意味で用いられます。

 

少数派の意見は大切にしなければなりません。

当たり前のことですが、「声高に正義を主張する人」が胡散臭いと感じてしまうのは正しい感性です。

 

日本のサービスの現場も、ごく少数の「極端な主張をする人」に振り回されています。

結果的にサービスが萎縮して、「あれはできません、これもダメです」となる。

一方で「おもてなし」「感動のサービス」などがもてはやされる。

 

現場はたまったものではありません。

志村けんさんも、チャップリンも、生きにくい世の中です。

 

反資本主義の「モダン・タイムス」
反ファシズムの「独裁者」などが有名な作品ですが、

政治的色彩が強すぎるとして、迫害を受けアメリカから追放されてしまいます。
結局、スイスに移住することになりました。

 

昔も今も権力は風刺を嫌うのです。

 

道化師が社会的なステータスを持つ日本であって欲しいものです。

例えば病院は感染リスクがあるから面会が制限されても、ホスピタルクラウンだけは入れる。みたいな。

こういうことを書くと、またnoisy minorityの方々がワーワー言ってきます。

 

noisy minorityの方々の特徴はワーワー騒ぐのだけど、「じゃあ、どうすればいいと思う?」と聞くと、「それはお前が考えろ」と返って来ます。騒いで社会を混乱させることにエクスタシーを感じている人々。

社会課題を解決するために共に知恵を絞るような発想はありません。

 

noisy minority撲滅撃退の肝は、実は「笑顔」なんです。
こんな感じで笑顔で良い気を出していると、彼らは近づきにくい。

クレーム対応の現場でも、ぜひご活用ください。

 

クレーマーやノイジーマイノリティが近寄りにくい「良い気」を社会に満たしましょう。