人間って

それが自分を苦しめる思考

とわかっていても

それを考え続けていたい

ようなところがあります。

考えるのをストップしようとするよりも
思い浮かぶがままに放っておく方が
なんとなく楽な感じがするのです。

マインドフルネスをしてみると
感じられるかもしれません。




その思考を(無意識に)
続けてしまうのは
その悲しみや怒りをしっかりと
感じきるためでしょうか。

 
感情を感じきるのは
確かにとても大切です。

それをしっかりとしないで
もしも感情を
感じなかったことにしてしまったりしたら

その後に目を向けて対処する機会さえ失い
ネガティブな感情を
自分の奥深く(潜在意識)に
大切に保管してしまうので。
 
 
さらにそもそも
私たちがネガティブな感情を感じる時
それは過去の経験・記憶
によってそうなっています。


 
例えば大切な約束を破られた時
(ネガティブと感じられやすい体験)

ある人は
約束を破るなんて悪い奴だ。と怒り

ある人は
約束を破るなんて
私のことを馬鹿にしている。と怒り(悲しみ)

またある人は
約束を破ったことには
何か理由があったのかも知れない。と事情に配慮し

またある人は
約束を破られたという事実だけを
落ち着いて眺める。

別のある人は
約束を破られたことによって
逆に良かったこと、について考えてみる。

と反応が違います。


 
約束を破るなんて悪い奴だ。
と怒る人の過去には
約束は絶対に守らなければならない。
と強く思うにいたった経験、などがあります。

約束を破るなんて
私のことを馬鹿にしている。
と怒り悲しむ人の過去には
約束が守られないということは
私は大切にされていない。とか
私は人に大切にされないんだ。など
と感じやすくなるにいたった経験、などがあります。

約束を破ったことには
何か理由があったのかもしれない。
と事情に配慮する人の過去には
約束を破られて怒った経験も
あったかもしれないけれど
人にはそれぞれ事情がある。とか
世の中にはそんなに悪い人はいない。など
と考えるにいたった経験、などがあります。

約束を破られたという
事実だけを落ち着いて眺める。
という人の過去にも
色々なことがあったかもしれないけれど
出来事や物事そのものに「意味」があるのではなく
それを体験した人の心がそこに意味付けする。
などと考えるにいたった経験、などがあります。

約束を破られたことによって
逆に良かったこと、について考えてみる。
という人の過去にも
色々なこともあったかもしれないけれど
物事には必ず良い面と悪い面があって
ネガティブな出来事があった場合に
その出来事のポジティブな面にも
気づくことができたら
気持ちが少し楽になる。
などと考えるにいたった経験、などがあります。

何かがあって
ネガティブな気持ちになった時
今回、ネガティブな感情を抱くことになった
その背景となる
自分の過去の経験・記憶について
思いを巡らせてみるようにすると
自分自身の理解が深まっていきます。

それは確かに
自分の主治医になるために役に立つのですが
それ以上に
ネガティブな感情そのものも
できるだけ目を逸らさずに
しっかり味わうことも大切です。


ですが、それはそれで
苦痛が強いこともある。
特に、味わうことを避けて来た人にとっては。

ネガティブな感情を
味わうことを避けて来た人には
その人にはその人の
そうせざるを得なかった理由がある。

味わうという苦痛にとても耐えられないから。
とか。

それほどの苦痛を感じてしまう理由は
それほどの経験を過去にしているから。

特に幼い頃の経験や記憶。
それが潜在意識に刻み込まれている。

その経験による痛みは
その人にとっては大きかったということで
絶対値をはかることはできないけど。

これも
同じ経験で誰もがそうなるとは限らない。


え?じゃあ
その個人差はいつ生まれるのか?


生まれてから私たちそれぞれの経験は
それぞれにたった1つのストーリー。
だから経験と記憶は十人十色。

生まれてからどころか
お腹の中にいる時も
外の音は聞こえているし
母親の経験を
一緒に経験しているともいえる。


さらには
催眠療法などで
前世の記憶を持つ人がいることが確認されていたり
前世の記憶を持つ幼児たちの報告もあります。


前世の心の傷
今世の私たちの感情に
影響を及ぼしているのかもしれない。


こんな話もあります。
私たち(の魂)は
前世でクリアできなかった
課題をクリアしたくて
今世生まれてきた、と。

こうなってくると
もう、スピリチュアルっぽい話に
なってしまうので
それはともかくとして。




話を戻すと、
私たちは自分を苦しめるだけの
思考とわかっていても
それを無意識に続けようとする
性質があります。

苦しければ、苦しいものほど
固執してしまったりします。



それは
感情を消化するのに役立つ機能でもあり
そこに過去の傷があることを
どんな傷があるのかを
教えてくれる役割も担います。



頭からなかなか離れない
ネガティブな感情ほど
過去の傷を教えてくれます。

ケアして欲しいよ〜
疼いている
過去の傷を教えてくれます。


そんな傷があったら
ぜひ、ケアしていきましょう。


どんどんストレスがなくなっていきます照れ



読んでくださってありがとうございましたルンルン