皆さまこんにちは、こんばんは。
当ブログの記事をお読み頂きありがとうございます。
運動科学総合研究所の高岡英夫先生の著書に
「宮本武蔵は、なぜ強かったのか? 『五輪書』に隠された究極の奥義「水」」
という書籍があります。
武蔵の身体理論を再構築し、それを現代的な文脈に読みかえていくことにより、現代という時代に新たな意味を見いだすことを目的に書かれています。
本書は、
「守の巻」では、五輪書と武蔵の肖像画から剣聖 宮本武蔵の身体理論を読み解く
「破の巻」では、動きの極意、実戦の極意、武蔵のメカニズムが現実にどのように働いていたのかを詳細に解説、実戦する
「離の巻」では、武蔵のメカニズムを現代に活かすこと、求められていることの解説
で構成されています。
こちらは、高岡英夫先生の宮本武蔵の剣術演舞の動画です。
もし、この身体や意識の在り方を日本のサッカー選手が体現し、サッカーの実践に活かすことが出来たら、ヨーロッパや南米の強国を圧倒し、世界一になれるのではないかと感じました。
★身体を水にせよ
★実戦の場では穏やかな表情で
★よい姿勢はダメ
★刀は片手で操れる
★つま先で進もうとするな
★巌流島は武蔵の最悪の勝負だった
など、五輪書の『水の巻』に書かれている極意、試合に臨むサッカー選手にとってどのような身体や意識の在り方であるべきか、物凄く重要な極意がこの本に書いてあります。
そして、「サッカーゆるトレーニング」「サッカー球軸トレーニング」が武蔵のような水のような身体遣い、意識の在り方、動きをサッカーに活かす為のトレーニングである事を感じました。
また、本書で印象的だったのが、
「巌流島は生涯最悪の勝負」
「一三歳でピークに達していた武蔵の勝負」
「宮本武蔵はなぜ戦い続けたのか」
という所でした。
(書籍内容 一部引用)
「武蔵の修行遍歴とみられているのは、実は失った天理を求めてさまよう、文字通り血みどろの苦しい道のりだったのではないか、と私は考えています。」
「武蔵の実践デビューであった有馬喜兵衛との戦いのとき、本人も無意識のうちに天理にしたがって生涯最高の勝負ができた。
しかし、二度目の真剣勝負では、それがわずかに曇ったがごとく再現できなかった。
そして、『あれはなんだったんだ』という悶々とした気持ちのまま三度目の戦いに挑み、二度目の勝負のとき以上にますます天理から離れていくのを感じ、四度目、五度目と戦っても納得できず、そのまま天理を見失っていったのではないでしょうか。」
とありました。
それを目にした時に、あるJリーガーのインタビューで「ライバルはいますか?」という質問に対して、
「小学校3年生の時の自分がライバルです。いまだにあの時に感じたプレー、自由さにはかなわないです。」
という言葉を思い出しました。
・純粋に身体が水のようにゆるんでいる
・余分な経験や考え方が身に付いていない
・サッカーが楽しくてしょうがない
・ダイナミックにボールにまとわりつくようにプレー
・自分の思った通りに自由自在にプレー
が出来ていた子供の頃や、瞬間に捕らわれてしまうことによって上達出来なくなり、イメージを追ってしまうようになるのだと感じました。
天才と言われたプロの選手や才能のある選手であればある程、幼い時にそのような生涯最高の経験をして、それをもう一度体現したいとイメージに捕われてしまい、固まっていく事を感じました。
そして、この本を読み、サッカーゆるトレーナーの大久保貴弘先生に「サッカーゆるトレーニング」「サッカー球軸トレーニング」をご指導頂いて、よりゆるんでセンター球軸の意識が高まった時、
よりフリーに自由に動けるようになり、幼い時に感じた楽しさやダイナミックさを、瞬間的に取り戻したように感じ、逆に普段の自分がいかに動きを拘束して決まった動きをしているかを強く感じました。
今この瞬間に最高のプレーや身体の使い方が出来るようになるには、その原因が「全身が水のようにゆるゆるにゆるむこと」にあること
何歳になっても自分史上最高の動きが出来るようになり、むしろそれをもっと超えていく為のトレーニングが「サッカーゆるトレーニング」「サッカー球軸トレーニング」であることを強く感じました。
もし、幼い時に出来た凄まじいプレーが出来なくなり悩まれている方、怪我により以前の感覚を取り戻すことが出来なくなってしまった方は、ぜひこの本をお読み頂き、サッカーゆるトレーニング、球軸トレーニングを取り入れて頂けると良いと思います。
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